ドイツのど真ん中!

ドイツのど真ん中、ゲッティンゲンやアイヒスフェルトを紹介しています。

#世界史

ソ連・ロシアから帰還したドイツ人

ランキング参加中ドイツ ランキング参加中地域 過去2回のブログでゲッティンゲンとロシアの飛び地カリーニングラードの関係について書きました。 私がかつて住んでいた学生寮のコレギウム・アルベルティーヌムにはカリーニングラードからの留学生だけではな…

ひとつの小さなパン ドイツ人捕虜の詩をもう一度 

ランキング参加中ドイツ ランキング参加中地域 今回のブログは以前2019年にも紹介したものです。 thosomich.hatenablog.com 日本では戦争について考えさせられる8月。そしてウクライナでは今も戦争が続いており、ロシアによる戦争犯罪や人権侵害が伝えられて…

ALDI (アルディ)の話

www.youtube.com 今年の夏、ALDI(アルディ)についての本を翻訳して欲しいというご依頼を受けて、3ヶ月半かけて約350ページのドイツ語の本を翻訳していました。 ALDIとは、ドイツで生活したことのある人ならば、かなりの確率でお世話になったことのあるディ…

ベルリンの壁崩壊30年 余録

ベルリンの壁崩壊から30年周年を迎えました。 ふとベルリンの壁のかけらを持っているのを思い出し、撮影してアップしました。 本物のベルリンの壁のかけらかは不明ですが、壁崩壊から間もない1990年か1991年に西ベルリンで買ったものです。当時3マルクか4…

ベルリンの壁崩壊から30年

今からちょうど30年前、1989年11月9日にベルリンの壁が崩壊しました。若かった私は熱い思いでその模様をブラウン管のテレビで見ていたものです。時代の歯車がダイナミックに動く、まさにパラダイムを見せつけられたようでした。 その翌年、東西のドイツは再…

ドイツ統一の日に 旧東ドイツの痕跡

10月3日はドイツ統一の日(Tag der deutschen Einheit)です。 今年6月のドイツの旅では、東西ドイツ分断の歴史に関わる遺物に偶然巡り会いました。 少し前にブログに書いたヴァルケンリート修道院博物館からゲッティンゲンへの帰り道にたまたま旧東ドイツの…

ハルツ山地にあった大修道院 ヴァルケンリート

ドイツ、ハルツ山地(Harz)の南縁、ヴァルケンリート(Walkenried)という町には、かつて壮大な修道院がありました。ご覧の画像のように修道院の教会の建物は破壊されており、長らく廃墟となっていました。 昨年2018年初夏のドイツの旅では、4月30日の夜に…

ひとつの小さなパン(あるドイツ人捕虜の詩)

8月、日本は戦争について考えさせられる時期です。15日の終戦記念日でした。 1945年8月15日に日本はポツダム宣言を受諾し、第2次世界大戦(太平洋戦争)は終結しました。しかし、満州などには8月15日以降も戦い続けた日本兵や戦火に逃げ惑う日本人がいまし…

フリートラント博物館(ドイツ戦争帰還者博物館)

今日は、日本は終戦の日ですが、ドイツのど真ん中の終戦や戦後について書いてみようと思います。 8月は先の大戦を扱ったドラマや映画がテレビで度々放送されます。そこには、大陸や南洋の島などから復員してきた日本兵や満州から引き揚げてきた日本人が描か…

ドゥーダーシュタットでナチスの痕跡を辿る 

ナチスドイツの強制収容所の痕跡を探りました。

ナチスの話

2012年に胃癌で亡くなったドイツ人の親友ラインハルト・ブルコフスキー(Reinhard Bulkowski)が今から15年以上も前に「実は、このドゥーダーシュタットにもナチスの強制収容所(KZ: Konzentrationslager)があったんだぞ!」と私に教えてくれました。 ナチ…

巨大な戦争記念碑を訪ねる

昨年の11月下旬から12月はじめまでの2週間ドイツのど真ん中を旅しました。 旅の主な目的はクリスマスマーケットを14年ぶりに訪れることでしたが、もう一つの大きなテーマがドイツのど真ん中のダークツーリズムでした。 これまでのこのブログでは、東西ドイ…

ヘルマンじいさんのこと ドイツ東方植民の話

今日書くことは、今年のうちに書いておこうと思ったことです。 今年は春と冬に2回ドイツに行き、計5週間の長期滞在することができました。 春の旅では、かつて住んでいた学生寮に顔を出すと、ハウスマイスター(管理人)だったヘルマンじいさんが去年の末…