10月3日はドイツ統一の日(Tag der deutschen Einheit)です。
今年6月のドイツの旅では、東西ドイツ分断の歴史に関わる遺物に偶然巡り会いました。
少し前にブログに書いたヴァルケンリート修道院博物館からゲッティンゲンへの帰り道にたまたま旧東ドイツの国境監視塔を見つけたのです。この辺りは旧西ドイツのニーダーザクセン州と旧東ドイツのテューリンゲン州の州境が入り組んでおり、テューリンゲン州側に入ってすぐの場所にこの監視塔を見かけました。
慌てて急ブレーキをかけレンタカーを停めて、その監視塔を撮影しました。
こうした東ドイツの監視塔は、以前アイヒスフェルト(Eichsfeld)やシフラースグルント(Schifflersgrund)にある国境博物館の監視塔を紹介しましたが、今回発見した監視塔は展示のするためのものではなく、おそらく個人の所有になっているようでした。
監視塔のすぐ脇には旧東西ドイツ国境のフェンスと思われる物も見つけました。分電盤の名残のような物もあり、高圧の電流が流れていたのかもしれませんね。
フェンスの向こうには、ニーダーザクセン州側のハルツ山地が見えます。
冷戦時代の国境があったこの辺りがドイツのど真ん中なのです。
画像の旧東ドイツ国境警備の監視塔は、ドイツのここにあります。