ドイツのど真ん中!

ドイツのど真ん中、ゲッティンゲンやアイヒスフェルトを紹介しています。

ドイツのど真ん中で古城巡り 16 グロースボードゥンゲン城

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今回紹介するドイツのど真ん中の古城はドライブ中にたまたま見つけた城でした。

ゲッティンゲンからレンタカーでアイヒスフェルト(Eichsfeld)を通り、東ドイツテューリンゲン州キュフホイザーの巨大記念碑(Kyffhäuser Denkmal)へ向かう途中、グロースボードゥンゲン(Großbodungen)という村にグロースボードゥンゲン城(Burg Großbodungen)を示す標識を見かけて、急遽村に立ち寄りお城を撮影しました。

壮麗な宮殿のような城ではなく、木組み構造(Fachwerk)も見て取れる大きな屋敷のようでもありますが、上空から見ると口の字の形になっており、中庭もあるようです。高さ27mの見張りのための塔がグロースボードゥンゲンの村のランドマークになっています。

このグロースボードゥンゲン城ですが、古城巡り15で紹介したマーティンフェルト城(Schloss Martinfeld)とも関わりがあります。マーティンフェルト城の城主だったボードゥンゲン家(von Bodungen) がマーティンフェルトに移ってくる以前に暮らしていたのが、実はこのグロースボードゥンゲン城だったのです。

城は13世紀にボードゥンゲン家によって建てられ、元々は堀をめぐらせた水城だったようです。14世紀に入り、ボードゥンゲン家の当主たちは城を居住するために拡張しました。しかし、1417年にはマインツ大司教に城を譲り渡してしまいました。そして、ボードゥンゲン家はマーティンフェルトに移り、ルネッサンス様式のマーティンフェルト城を建てました。

当のグロースボードゥンゲン城は他の貴族の手に渡り、一時は古城巡り5で紹介したベアレプシュ城(Schloss Berlepsch)を所有する貴族ベアレプシュ家にも貸し与えられてもいました。しかし、その後また別の貴族の所有となり、1920年ワイマール共和国のもとで城はグロースボードゥンゲンの村が所有することになりました。どのようにしてナチス旧東ドイツの時代に城が扱われていたかは不明ですが、冷戦後の1994年からはヴェストファーレンという伯爵夫妻が所有し、徹底的に城を修復して2011年にはドイツ古城協会から表彰されました。

現在グロースボードゥンゲン城はギャラリー・美術館として利用されています。見学するためには、事前に連絡する必要があり、ドライブ中にたまたま通りかかった私は見学することはできませんでした。機会があったら、城内を見学してみたいと思います。

一時、グロースボードゥンゲン城は73万ユーロ(約8800万円)で売りに出されていたようですが、今もヴァストファーレン伯爵夫妻が所有しています。

グロースボードゥンゲン城はドイツのここにあります。

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また、グロースボードゥンゲン城ホームページはこちらをご覧ください。