ドイツのど真ん中!

ドイツのど真ん中、ゲッティンゲンやアイヒスフェルトを紹介しています。

独文やってたという人、ウザくありません?

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ヴィッツェンハウゼンの市庁舎前広場に立つヤーコプ・グリム(グリム兄)の像

2000年代の前半から数年間「ドイツのど真ん中」という同じタイトルでドイツのど真ん中のゲッティンゲンやアイヒスフェルトを紹介するホームページをやっていました。そして2016年からYahooブログで再開しましたが、これまでに何度か、大学で独文(ドイツ文学)をやっていたという、年齢でいえば50代後半から上の年代の人が妙に上から目線の書き込みをしてきて、嫌な思いをしたことがあります。YahooからHatenaブログに引っ越してきてちょうど1年、幸いなことに独文でマウンティングしてくる人はいません。

21世紀も20年代に入り、独文をやってたなんて昔ほど人様に誇れる学歴ではないと思います。私自身ドイツ語の翻訳をやっていて、「ドイツ語ができるなんてすごいですね」と言われることもありますが、ドイツ語を話せることをすごいとは思いません。人それぞれに得意分野があり、私の場合ドイツ語だっただけのことです、と答えるようにしています。

バブルの頃や20世紀後半であれば、ドイツやフランス、ヨーロッパは日本人の憧れの国でした。しかし今は価値観も多様化し、東南アジアの国が好きで、タイ語ベトナム語などを勉強したいと考える人もいれば、実際にその機会もあります。ドイツ語や欧州の言語のニーズは相対的に以前よりも下がっているのではないでしょうか。NHKEテレ(教育テレビ)の仏・独・伊・西の各語学講座も最近では「旅する〇〇語」というタイトルになり、 芸能人が登場する旅行で使えるに語学に特化した番組になっており、本格的にこれらの言語を勉強したい人には物足りない内容になっている気がします。

私自身はドイツが好きでこれからもずっと関わっていきたいとは思いますが、今どき独文やってたと言って絡んでくる人は本当にウザいなぁと感じます。