ドイツのど真ん中!

ドイツのど真ん中、ゲッティンゲンやアイヒスフェルトを紹介しています。

コロナ禍の秋、ドイツの味覚を日本で

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命の危険を感じるような暑さがようやく収まりましたが、酷暑で蓄積していた夏の疲れがどっと出てしまい、しばらくブログの更新ができずにいました。ただ少し涼しくなってきたので、なくなっていた食欲が回復してきています。

さて9月といえば、ドイツでは発酵中の若いワイン、フェーダーヴァーサー(Federweißer)を飲みながらツヴィーベルクーヘン(Zwiebelkuchen)を食べます。しかし、コロナ禍の今年はドイツに行くことがかないません。なので、日本国内でツヴィーベルクーヘンを食べてきました。

先日、東京の新宿の大ガードから5分ほどにあるワインバーでツヴィーベルクーヘンを出しているのをたまたま店頭のメニューで知り、最近になって改めて食べに行ってみました。これが予想以上に美味しかったのです。

ツヴィーベルクーヘンとは、ドイツ語を直訳すれば、玉ねぎのケーキということになりますが、ドイツの玉ねぎのピザとも日本では呼ばれています。上の画像でご覧のようにトマトソースは使いません。その代わりに生クリームやサワークリームを使います。新宿のワインバーで食べたツヴィーベルクーヘンはフュルンク(Füllung)と呼ばれる具が抜群に美味しかったのです。トロトロに火の通った玉ねぎの甘さが濃厚なクリームとチーズに溶けこんでいました。私の好みで生地はピザよりもパンの方に寄せて欲しかったのですが、とにかく具があまりにも美味しくて、あっという間に平らげてしまいました。ドイツで食べたのよりも美味しかったくらいです。9月中にもう一度食べに行きたいと考えています。あるいは、この秋に自分でも作ってみようかと思います。

ドイツに行けないこの秋、意外に身近なドイツ料理店などで美味しいツヴィーベルクーヘンが食べられるかもしれませんよ。