ドイツのど真ん中!

ドイツのど真ん中、ゲッティンゲンやアイヒスフェルトを紹介しています。

コロナ禍の秋、ドイツの味覚を家庭で グラスでビールを

ヨーロッパが新型コロナ ウイルス感染症の第2波に見舞われており、ドイツでも11月2日から再びロックダウンが行われます。そのようなわけで今年のドイツ行きは絶望的です。仕方がないので、スーパーのお酒売り場でドイツビールを買ってきて、少しばかりドイツの雰囲気を感じなからビールを飲むことにしました。

最寄りのJRの駅併設のスーパーで買ったのきたがのが、ビットブルガー(Bitburger)プレミアム・ピルス。ドイツの3大ビールメーカーの一つで、日本国内で最も手に入りやすいドイツビールではないでしょうか。残念ながらドイツのど真ん中ではなく、ルクセンブルクに近いドイツ西部の町ビットブルク(Bitburg)のビールです。私の好きなドイツビールのひとつです。

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このビットブルガーのビールを飲むのに、ビットブルガーの銘柄が入ったグラスを使いました。どっしりとしながらもすっきりとしたスタイルをしていて、ドイツビールのグラスで最も美しいデザインだと私は思っています。3年ほど前に四谷荒木町にあった老舗のドイツ料理のレストランが閉店される時にお願いして分けてもらいました。

ドイツ3大メーカーのビールなので、大量生産品なのですが、日本のビールにはない香りとコクがあります。お気に入りのグラスで飲むとさらに美味しく感じるものです。

           
ドラマ 「ワカコ酒 Season5」第7夜 | BSテレ東

そういえば、テレビドラマのワカコ酒 Season 5」で主人公の酒飲みOLワカコがカジュアルなドイツレストランでこのビットブルガーを飲んでいましたね。

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そしてもう1本買ってきたのが、北ドイツ、ブレーメン(Bremen)ベックス(Beck's)。このビールもドイツのどこでも買えるようなビールで、個性がないのが個性といった味です。

グラスは、ドイツのど真ん中の美味しいビール、アインベッカー(Einbecker)のもの。2018年夏の旅でアインベックの町で買ってきました。このスッと上に立ち上がっていくデザインのグラス、実は容量が100cc(0.1l)と少量で、2つあれば350ml缶のビール1本をシェアするのにちょうど良い大きさです。1つ2ユーロくらいだったと記憶しています。この小ささが心地よいグラスですね。アインベッカーのボックビア(Bockbier)用の足付きグラスも買ってきましたが、残念なことに割ってしましました。

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さて、ドイツビールのグラスですが、銘柄がプリントされた裏側にはヒュルシュトリッヒ(Füllstrich)という目盛りがあります。消費者保護の目的で付けられており、飲食店はビールを少なく注いでごまかすことができなくなります。日本国内のドイツ料理を出すお店でホール係の店員さんがこの目盛りのことを知らずに、線よりも下にビールを注いで運んでくることがありますが、ドイツ人はそういう時にけっこう文句を言いますので、できれば気をつけいただきたいものです。画像では消えてしまっていますが、グラスの縁よりも上にこんもりと泡を持ってあげると、さらに美味しく見えますね。

ビールではありませんが、以前紹介したハーデンベルク(Hardenberg)のシュナプス にも専用のグラスがあるので、またドイツのど真ん中に行けるようになったら買ってきたいものです。コロナ禍が収まり、ドイツに旅行できるようになったら、ビールグラスをお土産に買ってきて、楽しい思い出に浸りながらビールを飲むのも素敵です。