ドイツのど真ん中!

ドイツのど真ん中、ゲッティンゲンやアイヒスフェルトを紹介しています。

桜色のアイレスコーヒー No 1873 ベリーファイン

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桜色のパッケージのアイレスコーヒー

3月の第2週に千葉で食品の見本市が開催されていた関係で、見慣れない桜色のアイレス(Eilles)のコーヒーを入手することができました。私はドイツに行くたびに自宅用に青いパッケージのアイレスのグルメカフェ(Gourmet Café)を買って帰るのですが、この桜色のNo 1873というコーヒーのことは知らず、初めて目にしました。コロナ禍でドイツに行けず、とんとドイツの情報に疎くなっていましたが、どうやらアイレスの新ブランドのようです。

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朝入りのコーヒー豆が顔を出しました

開封してみたら豆だったので少々びっくりしました。てっきり粉だと思い込んでいました。
いつもドイツから買ってくるアイレスの青いグルメカフェですが、深煎りでかなり苦めのコーヒーで毎日飲むにはちょっときついと感じていました。今回入手できた桜色のNo 1873はベーリヒ・ファインという名前で、見るからにグルメカフェよりもだいぶ浅煎りの焙煎に仕上げています。コーヒーミルで豆をごりごりと挽いて、ペーパードリップして淹れてみましょう。

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コーヒーミルでアイレス No1873 ベリーファインを挽きます

ところで、上記の通りこのコーヒーはドイツ語でベーリヒ・ファイン(Beerig-fein)と名を付けられています。どうやらベリーのようなスッキリした味わいということなのでしょう。ドイツ語でベリーをベアー(beer)といいます。それを-igの語尾を付けて形容詞にしたのでしょう。しかし、最近生まれた造語にちがいありません。ドゥーデン(Duden)ネット版の辞書にもまだ掲載されていません。

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ペーパードリップはドイツが発祥ですね

青のグルメコーヒーよりも優しく毎日飲めます。特にすっきりとしたフルーティーな酸味が後味に感じられる美味しいコーヒーです。

このアイレスのNo 1873のシリーズには、他に薄いブルーグレーのパッケージのフルフティヒ・ミルト(Fruchtig-mild: フルーティー・マイルド)と 淡い茶鼠色のヌスィヒ・インテンジーフ(Nuss-intensiv: ナッツ・インテンシヴ)があります。いずれも淡い色のパッケージはまるで日本人の色彩感覚に訴えかけるようです。今回は桜色を手に入れて飲むことができましたが、残りの2つもいずれ購入して飲んでみたいと思います。日本国内にこのアイレス No 1873シリーズのコーヒーを輸入している業者さんがありますので、興味のある方は検索してみてはいかがでしょうか。ドイツの美味しいコーヒーに挑戦してみましょう!