ドイツのど真ん中!

ドイツのど真ん中、ゲッティンゲンやアイヒスフェルトを紹介しています。

「ガストハウス・ユッテ」までもが閉店……

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ゲッティンゲン近郊のブレムケの村にある「ガストハウス・ユッテ」(2019年6月撮影)

先月、このブログでドイツのど真ん中のゲッティンゲンにあるギリシア料理の名店「ポティス(Potis)」が閉店すると書きましたが、ゲッティンゲンの地元紙「ゲッティンガー・ターゲブラット(Göttinger Tageblatt)」が来年の初めにも「ガストハウス・ユッテ(Gasthaus Jütte)」も閉店すると報じています

www.goettinger-tageblatt.de

「ガストハウス・ユッテ」は「ムッター・ユッテ(Mutter Jütte:ユッテ母さん)」とも呼ばれる1883年創業の美味しいドイツ料理が食べられるレストラン兼旅籠で、ゲッティンゲンの市民から長く愛されてきました。ゲッティンゲン大学に留学や研究をされた方には、ドイツ人の知人に「「ムッター・ユッテ」に連れて行ってもらい食事をしたことのある方もいらっしゃることでしょう。

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「ムッター・ユッテ」のシュパーゲルのラグー

私も2019年初夏の旅で旬のシュパーゲル(アスパラガス)を食べました。コロナ禍が落ち着き、ドイツに行けるようになったらまた「ユッテ」で食事しようと思っていたので、閉店はとてもショックです。ポティスと同じく、どうやら経営者の方が高齢となり閉店することになったようです。ゲッティンゲンや近くにお住まいの方はお急ぎ「ガストハウス・ユッテ」で一度食事されることをお勧めいたします。

ゲッティンゲンから美味しい料理を食べられるレストランが次々となくなっていくようで残念でなりません。またゲッティンゲンではありませんが、ハーメルンのラッテンフェンガーハウス(Rattenfängerhaus:ねずみ取り男の家)もインド料理店になってしまい、違和感を覚えてしまいます。

コロナ禍が本格的に吹き荒れるようになって以来、ゲッティンゲンではいろいろな店が閉店や撤退してしまったという記事を目にしてきました。次にゲッティンゲンに行けるようになった時、一体どのようになっていることでしょう。

「ガストハウス・ユッテ」はドイツのここにあります。