1945年から1989/90まで分かたれ、
しかし決して離れたことはない
ドイツのど真ん中にあるアイヒスフェルト(Eichsfeld)という地域はかつての東西ドイツの国境で分断された地域でした。ドイツのど真ん中がかつては東西ドイツのそれぞれの端っこだったというわけです。ドイツが再統一されたことでアイヒスフェルトはドイツのど真ん中になりました。
旧東ドイツ側の国境検問所が今ではそのままアイヒスフェルト国境地帯博物館 (Grenzlandmuseum Eichsfeld)になっています。
博物館内では社会主義時代の東ドイツの人たちの暮らしぶりなどが分かる展示があるのですが、建物の裏側へ出て、東ドイツの丘を散策することができます。
画像のように、往時の国境の有刺鉄線付きのフェンスを見ることもできます。
丘の中腹には、監視用のトーチカも残されています。
丘の上には、さらに監視用の塔もあります。塔の後ろに見えるのは、東側の村。
丘を下りて、国境のフェンスの向こうに西側のドゥーダーシュタット(Duderstadt)を望みます。
錆びたフェンスに冷戦時代の雰囲気を感じることができますね。
アイヒスフェルト国境地帯博物館への行き方は、ゲッティンゲン駅前のバス・ターミナル(ZOB)から150番、または170番のドゥーダーシュタットでバスで終点のドゥーダシュタットのバスターミナル(Duderstadt ZOB)まで行き、
ヴォービス(Worbis)行きの1番のバスに乗り換え、タイストゥンゲンブルク(Teistungenburg)で下車。
アイヒスフェルト国境地帯博物館はドイツのここにあります。