今日は日本では終戦の日ですね。
戦争、終戦にちなんだドイツのど真ん中のことを書いておきましょう。
本当ならば、7月20日に書いておきたかったことです。
私がかつて暮らしていたドイツのゲッティンゲンという町ですが、通りには名前がついています。地名を付けた通りもありますが、人の名前を付けた通りが多いですね。例えば、ゲーテ通り、グリム兄弟通りであるとか。
ドイツの偉人の他に、第2次世界大戦時のレジスタンスや反戦の闘士の名前を冠した通りも実に多いのです。特に私の住んでいた地域はそうでした。私の住んでいた建物のすぐ近くはシュタウフェンベルクリング(Stauffenbergring)という名の環状の道路があり、傍らにフォン・シュタウフェンベルク伯爵(Graf von Stauffenberg)を記念する石碑があります。
フォン・シュタウフェンベルクはナチスドイツの軍人でしたが、ヒトラーの暗殺を試みた人物です。彼が暗殺を実行したのが1944年7月20日。しかし暗殺は失敗し、翌日シュタウフェンベルクは射殺されました。
この事件はたびたび映画化されて、トム・クルーズも『ワルキューレ』でフォン・シュタウフェンベルクを演じていますね。
毎年7月20日ゲッティンゲンのシュタウフェンベルクリングでは、フォン・シュタウフェンベルクの記念碑に花が供えられます。
このフォン・シュタウフェンベルクの記念碑へは、80番の Klausberg 行きバスでシュタウフェンベルクリング(Stauffenbergring)で下車。バス停からはすぐ近くです。