ドイツのど真ん中!

ドイツのど真ん中、ゲッティンゲンやアイヒスフェルトを紹介しています。

ベルリン、クリスマス市にテロについて

今朝、テレビでベルリンのクリスマス市に大型トラックが暴走して多数の死傷者が出たという一報に触れました。どうやらテロとのこと。

前回のブログで、クリスマス市について書いており、そのクリスマス市で凶行が起きるとはとても悲しいものです。

今回のテロが起きたクリスマス市は、西ベルリンの有名なクリスマス市。西ベルリンの中心地、Zoo(ツォー)駅からもほど近く、第2次世界大戦中に爆撃されたカイザー・ヴィルヘルム記念教会の周囲で行われていました。

私も24年前、1992年のちょうど今頃ベルリンに滞在し、何度もこのクリスマス市へ出かけたものです。

当時は東西ドイツの統一からまだ日が浅く、冷戦の名残の色濃く感じることができました。それ故にとても印象に残っています。

ドイツのクリスマス市は、ドイツの暗い寒い冬の数少ない平安。その象徴といってもいいでしょう。家族や恋人、友だちと繰り出してグリュ-ワイン(ホットワイン)で温まりながら語らうのです。そこがテロの現場となってしまうとは、実に悲しいものです。

日本の外務省もドイツへ渡航する人に向けて、クリスマス市へは近づかないように薦めていますね。

こんなことがなければ、実に穏やかで幸せな場所なのですが……

今年のはじめに私は9年ぶりにドイツを訪れ、そのことがきっかけでこのブログをはじめました。

ミュンヘンでは、シリアや中東からの移民に反対するデモが行われ、かつて暮らしていたゲッティンゲンの住まいの近くには、移民を収容するために改装された建物があり、不穏な雰囲気をそれとなく感じていました。それが夏にはミュンヘンのショッピングセンターで銃乱射事件で起きました。

私の愛するドイツは、かつて暮らしていたころとは変わってきていることは充分に分かっているつもりです。まだ一年も経たないうちに悲惨な事故が起きるとは、絶句ですね。

ちょうど、来年またドイツに行くことを考えていました。