4か月もブログの更新をさぼっておりました。
昨年の12月にベルリンでクリスマス市にトラックが突っ込むテロ事件が発生し、どうにも冬のドイツについて書くことができなくなりました。
先日もドルトムントで香川選手も所属するボルシア・ドルトムントのバスを狙った爆発がありました。
ドイツは、日本で起きる地震で火山噴火、台風のような自然災害が少ない代わりに、人間の暴力が吹き出してしまうのですね。
さて、久しぶりのブログ更新では、ドイツの春のグルメについて。
先日、とある新鮮野菜を売るお店で立派なシュパーゲル(白アスパラガス)を手に入れることができました。
近年、国内産の白アスパラをスーパーで買えるようになりました。
しかし、国内産の白アスパラは細くて、少々貧弱で、茹でてみても白アスパラの味わいに欠けているように思います。
先日購入したのは、オランダから輸入されたものでした。
太さは男性の親指も太くて、見事です。
白アスパラをドイツでは、卵黄やレモンで作ったオランデーズソースを食べるのが定番のようですが、私はドイツ人の友人に白アスパラを存分に味わう食べ方を教わりました。オランデーズソースは卵を使っているので、卵かけごはんやスパゲッティ・カルボナーラのように卵黄の圧倒的な濃厚な味で美味しいのですが、どうしても白アスパラに勝ってしまうように思われます。
私が友人ラインハルトに教わったのは、卵を使わず、とても簡単です。
まずは白アスパラの根元の固い部分を切り、一皮剥きます(軸の固い部分と皮は、スープ用のいい出汁になるので捨てないようにしましょう)。
塩を加えた沸騰したお湯で、白アスパラを8~9分(画像のアスパラは太かったので、12,3分)茹でます。注意するのは、クタクタになるまで茹ですぎないことです。
茹でた白アスパラをお皿に取り、熱いうちにバターをのせて溶かし、塩とナツメグを振り、レモンを絞ります。
これだけで白アスパラの香りと豊かな味を存分に楽しんで食べることができます。
取っておいた軸の固い部分と皮は茹でて取り出し、ブイヨンと生クリームを加えて、塩・胡椒で味を調えてスープを作りましょう。
ドイツの春のグルメ、シュパーゲル、食べ過ぎると翌日、アスパラ臭のするおしっこになるのが難ですが、やはりとても美味しいです。