ドイツのど真ん中!

ドイツのど真ん中、ゲッティンゲンやアイヒスフェルトを紹介しています。

アイヒスフェルトを走る 4

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今年2017年は、マルティン・ルターによる宗教改革からちょうど500年。

(上の画像は、東京都内のルター派プロテスタントの教会の壁にルターの肖像と宗教改革500年を告知する幕が去年から掛けてあるのを撮影しました。)

ドイツのど真ん中のアイヒスフェルト (Eichsfeld) という意地域は、興味深いところで、元々カトリックだったのが、宗教改革によりプロテスタントになり、再びカトリックの信仰に戻ったのでした。いわゆる対抗宗教改革です(私が世界史で勉強したころは、反動宗教改革と呼ばれていました)。

山ひとつ向こうのゲッティンゲンは今でもプロテスタントの地域ですが、アイヒスフェルトはカトリック。ゲッティンゲンが平日でも、アイヒスフェルトのドゥーダーシュタットはカトリックの祭日で、町がしんと静まり返っているということが時々あります。

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ドゥーダーシュタットからゲッティンゲンへ向かうB446号線で休憩を取るためにパーキングエリアに車を止めると、マリアとイエスを奉る祠がありました。19世紀後半に近くの住民が寄進したものなのでしょう。こうした祠をプロテスタントの地域のゲッティンゲンではほとんど見かけることはありませんが、カトリックのアイヒスフェルトを走っていると、あちらこちらに祠や十字架にかけられたキリストの像をよく目にします。

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画像はウンターアイヒスフェルト(Untereichsfeld)ゼーブルク(Seeburg)付近の麦畑と遠くにハルツ山地(Harz)の眺め。