ドイツのど真ん中!

ドイツのど真ん中、ゲッティンゲンやアイヒスフェルトを紹介しています。

ドイツで肉を食らう 2017 ハルツ編

今年の6月末から7月中旬のドイツのど真ん中滞在では、少し足を伸ばしてハルツ山地へ出かけてみました。

その日は、ハルツ山地のゴスラーという町の出身でブレーメンに住む友人が、ゴスラーの実家に帰省しており、ゴスラー駅で落ちあいました。

ホテルにチェックインして、マルクトプラッツのカフェで一緒にアイスを食べたのち、友人とは一時分かれてゴスラーの町を散策し、夜7時にレストランで食事をすることにしました。

友人の地元でもあり、彼の知っているいいお店を予約してくれていました。

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レストランはゴスラーの旧市街からほど近くの「ディー・ヴォートミューレ(Die Worthmühle)」といい、古い木組みの建物にゴスラーの建築の特徴でもあるスレートを多用し、風情のある雰囲気です。レストランの脇をアプツヒト川(Abzucht)が流れおり、とてもいいロケーションでした。

友人は建物を通りぬけた中庭にあるビアガーデンの席を予約してくれて、楽しい食事となりました。

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この夜、私が注文したのは猪肉の料理で、付け合わせはクヌーデルに洋ナシにベリーのソースでした。

ハルツはドイツ中部の深い山塊で、猪や鹿肉料理を食べることができるのです。日本でも鹿や猪による農作物被害への対策としてジビエに関心が高まっています。ドイツ語では鹿や猪などの狩猟鳥獣の肉や料理をヴィルト(Wild)といいます。ちなみに英語のワイルド(wild)と同じスペルであり、野生の意味からきています。

猪をドイツ語ではヴィルトシュヴァイン(Wildschwein)といい、文字通り野生の豚なのです。やはり家畜の豚とはちがい、猪はワイルドな味でとても美味しかったです。

クヌーデルは昨年のバイエルンニュルンベルクで食べたモチモチした食感のクヌーデルとちがいしっとりとした食感でした。

画像の左上で見切れているグラスは、以前紹介したアインベッカー(Einbecker)ピルスナービールです。同じニーダーザクセン州なので、このビールを飲めたのは嬉しかったですね。

この日は奮発して、猪肉料理は16.80ユーロでした。

ゴスラーやハルツ山地に足を伸ばした時には、ぜひ鹿や猪の Wildの料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。