クロイツカム(Kreuzkamm)というケーキ屋さん兼カフェの物です。

私はドイツのど真ん中に長く暮らしていたので、南ドイツのミュンヘンはぜんぜん詳しくありませんが、大都市ミュンヘンでも名店のケーキ屋さん兼カフェ(ドイツでは、コンディトライ:Konditoreiと言います)だと思われます。
バウムクーヘンの中心に貼ってあるラベルには創業1825年の文字も。
いろいろとネットで調べてみると、クロイツカムというケーキ屋さんは元々、東ドイツのドレスデンにありました。しかし、第2次世界大戦でドレスデンが大空襲に遭い、4代続いてきたクロイツカムのお店もなくなってしまいました。

先日、そのバウムクーヘンを食べてみました。
木の年輪を連想させる生地の層は、日本のバウムクーヘンに比べてはっきりとはしていません。
本場のドイツ人たちはそれほ“年輪”にはこだわっていないのかもしれませんね。
外側はドイツのバウムクーヘンによくある砂糖衣が施されています。
そして、香りがよく美味しいですが、日本の物のようなしっとりとした食感や舌ざわりはありません。
ともすると、パサパサと乾いているな感じてしまいます、残念なことに……
ドイツ好きな私には大変複雑な思いがしますが、バウムクーヘンはやはり日本の方がおいしいでしょうね。
今年のクリスマスシーズンは、いろいろと頂き物をもらって、シュトレン、レープクーヘン、バウムクーヘンとドイツのスイーツを堪能することができました。Danke schön!