ドイツのど真ん中2018春の5日目は、前日の約10㎞のハイキングが運動不足の体に堪えたばかりか、お世話になっているお宅の近所のおじいさん宅の庭仕事を手伝うことになりました。
午前中の庭仕事を終えて、ニコラウスベルクからゲッティンゲン市内にバスで下りて行きます。バスをゲッティンゲンの駅で下りて、旧市街へと歩きました。
この通りをゲーテ通り(Goethe Allee)といい、この通りにある家に文豪ゲーテが逗留しました。
1801年7月から8月にかけてゲーテが ゲッティンゲンに滞在したことを示すプレートが家の壁に貼られています。
ゲッティンゲンの楽しみは、文化人や学者がこの町に住んでいたことを示すプレートが家々の壁に貼られ、それらを見たり探すことでしょう。
この家はプロイセン王国とドイツ帝国の鉄血宰相ビスマルクが住んでいた家で Bismarck-Häuschen(ビスマルク・ホイスヒェン)と呼ばれ、文字通りに訳せば、ビスマルクの小屋とでもなるのでしょう。もともとは中世のゲッティンゲンを囲む市壁の塔でした。
中世の防壁はいつしか無用のものとなり、今は気持ちの良い並木道となりました。春の明るく眩しいくらいの新緑に心が軽やかに弾みます。