ドイツのど真ん中!

ドイツのど真ん中、ゲッティンゲンやアイヒスフェルトを紹介しています。

ヴァルプルギスの夜 2018 ブラウンラーゲ

今年の春にドイツのど真ん中を旅しましたが、その主な目的は4月30日の夜にハルツ山地で祝われる「ヴァルプルギスの夜(Walpurgisnacht)」の写真を撮ることでした。

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ドイツのど真ん中版のハローウィーンともいうべきお祭りで、4月最後の夜にハルツ山地に棲む魔女や悪魔がブロッケン山に集い踊り明かすと言われています。

ハルツに住む地元の人たちは魔女や悪魔の仮装をして、おそい春の到来を祝います。

旅の拠点ゲッティンゲンでレンタカーを借りて、勇んでハルツ山地に乗り込んだのですが、思ったほどいい写真は撮れませんでした。

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アップした写真は明るい時間に撮ったように思われますが、実際には午後9時近く。

緯度の高いドイツは4月下旬で午後9時過ぎに暗くなります。

「ヴァルプルギスの夜」というだけあって、暗闇の中を暗躍する魔女や悪魔たちの写真を取りたかったのですが、思うようにはいきませんでした。

今回アップした画像は、ハルツ山地のウィンターリゾートで知られるブラウンラーゲ(Braunlage)という町のヴァルプルギスの夜。

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ブラウンラーゲ市内のクアパークという公園の池には仮設のステージが設けられ、バンドがネーナ(Nena)の「ロックバルーンは99(99 Luftballons) 」やABBAなどちょっと懐かしくて誰もが知っているポップソングやロックを演奏していました。

私が初めてヴァルプルギスの夜を訪れたのは今から15年も前で、その頃はハルツ山地の地元のお祭りといった感じでした。この15年でヴァルプルギスの夜はハルツ以外からも多くの観光客がやって来るイベントに変わってしまったように思われました。ちょっと残念でした。

私自身もこの日レンタカーでハルツ山地をあちこち走り回りすぎて、あまり落ち着いて写真を撮ることもできませんでした。

次回はハルツ山地のどこかの小さな村に腰を落ち着けて、じっくり写真を撮りたいと思います。