ドイツのど真ん中 2018春の旅では14年ぶりにヨーロッパ・パン博物館(Europäisches Brotmuseum)を訪ねてみました。
ゲッティンゲン駅前からバスに乗り東へ、山をひとつ越えた少し先にあるエーバーゲッツェン(Ebergötzen)という村にはパンをテーマにした博物館があります。
パンの歴史や原料となる麦を生産するための農具、パン作りに関わる道具や機械などが展示されています。
これは「パン屋の洗礼(Bäckertaufe)」という拷問道具で、中世のドイツでは、中身がスカスカな質のよくないパンを作る悪どいパン屋をかごに閉じ込めて水に沈めて懲らしめました。
古代エジプトやメソポタミア、ローマから現代までのパンを展示されいます。
以前は煎餅が日本のパンとして紹介されていましたが、残念ながら現在は展示から除外されていました。
太古の昔からずっと食べられてきたパンについて知ることのできるとても興味深くおもしろい博物館です。
ドイツのど真ん中を旅行される方は足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
ヨーロッパ・パン博物館への行き方は、ゲッティンゲン駅前のバス・ターミナル(ZOB)から170番のドゥーダーシュタット(Duderstadt)行きのバスに乗り、エーバーゲッツェン・シューレ(Ebergötzen Schule)で下車。
入館料は大人が5ユーロですが、近くにあるヴィルヘルム・ブッシュの水車小屋とのコンビ・チケット(9ユーロ)を購入すると、別々に入館料を払うよりも1ユーロ安くなります。
月曜日が休館日です。
エーバーゲッツェンのヨーロッパ・パン博物館はドイツのここにあります。