ドイツのど真ん中!

ドイツのど真ん中、ゲッティンゲンやアイヒスフェルトを紹介しています。

ドイツのど真ん中で古城巡り8 ボーデンシュタイン城

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中世の古城をいくつか紹介してきましたが、ドイツのど真ん中にはまだまだたくさんお城があります。

前々回アップしたシャーフェンシュタイン城のテラスの展望台からはボーデンシュタイン城(Burg Bodenstein)を肉眼で確認することができます。

画像では平地と森が見えていますが、シャーフェンシュタイン城とボーデンシュタイン城はライネフェルデ・ヴォアビス(Leinefelde-Worbis)という町を挟んで向かい合っています。

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春のドイツの旅ではボーデンシュタイン城にも足を運びました。立派な石の門が迎えてくれます。この城もテューリンゲン州にあります。

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門をくぐって城の中庭へ入ってきました。

ボーデンシュタイン城は現在までほぼ完全な形で残っており、アイヒスフェルト(Eichsfeld)と呼ばれる地域で最も保存状態のよい城で、宿泊することができます。

円柱の塔にある扉が入り口です。

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城の前庭へ下りて、ぐるりと一周してみました。青空に淡いベージュの壁とか赤い木組みの柱と梁、オレンジ色の屋根が美しかったです。「進撃の巨人」に登場する巨大な壁の内側にある建物のようでもありますね。

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城の西側に回ってみました。

一部、今の時代に使いやすいように大きな窓に改修されています。

ボーデンシュタイン城が歴史上に初めてその存在が触れられたのは西暦1098年。その名のとおり、ボーデンシュタインという貴族が所有していました。

その後、ヴィンツィンゲローデ(Winzingerode)という貴族が所有し、城の歴史に長く関わりました。城が建つ山の麓には今もヴィンツィンゲローデという村があります。

シャーフェンシュタイン城と同じくドイツ農民戦争では城は破壊され、そして再建されました。

三十年戦争やナポレオンやドイツ帝国ナチスドイツ、旧東ドイツ時代を経て、現在は中部ドイツのプロテスタント教会が運営する研修保養施設となっています。

教会が運営ということですが、誰でも泊まれると受付の方が答えてくれました。

城内ではコンサートも定期的に開かれています。

ボーデンシュタイン城への行き方は、ゲッティンゲン駅からRE(ローカル急行)かRB(ローカル線)でライネフェルデ(Leinefelde)へ行き、ライネフェルデのバスターミナル(ZOB)から1番のバスでヴォアビス(Worbis)で下車、23番のバスに乗り換えてボーデンシュタイン(Bodenstein)で下車。
ボーデンシュタイン城はドイツのここにあります。

      

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