前回ドイツのど真ん中、ゲッティンゲンやアイヒスフェルトでよく食べられているソーセージ、シュトラッケを紹介しました。そのソーセージについて知ることのできる博物館があります。
以前ご紹介したハーンシュタイン城 の麓にあるボーンハーゲン(Bornhagen)の村にソーセージ博物館があるのです。画像のレンガ造りの建物がソーセージ博物館です。
ドイツ語での正式な名称は Wurst- & Hausschlachtmuseum 。文字通り訳すと「ソーセージと家内屠畜博物館」とでもなるでしょう。ドイツの農村では各家庭で豚を屠畜してソーセージを作っていました。この博物館ではドイツの家庭でのソーセージ作りについて知ることができます。
古い納屋を利用した博物館にはソーセージ作りの道具が多数展示されています。
残酷なようですが、屠畜に使われた刃物類も多数展示されています。ソーセージを食べるということはまさに豚の命をいただくことなのですね。
屠畜した肉を挽いて、塩やスパイスで味付けして、腸詰めにする厨房にも入ることができます。
また、アイヒスフェルトの一般的な農家が家庭でどのようにしてソーセージ作ってきたのかを映像で見ることができます。丸々と肥えた豚が屠畜されるショッキングなシーンも映し出されるので、苦手な人は目を覆いたくなることでしょう。
ソーセージ博物館は道路をはさんだ向かいにあるクラウゼンホーフ(Klausenhof)というレストランを兼ねた旅籠(Wirthaus)が運営しています。
クラウゼンホーフでは自家製ソーセージを9.50ユーロで食べ比べで試食ができます(食べ放題でないのではお気をつけください)。
ソーセージ博物館とクラウゼンホーフ、そしてアイヒスフェルトの肉屋さんたちが「ドイツ・ソーセージ街道(Deutsche Wurststraße)」を広めようと頑張って活動しています。
ドイツのど真ん中の伝統的な食文化、ソーセージを知ることのできる博物館に足を運んでみてはいかがでしょうか。
ソーセージ博物館は水曜から日曜の11時から18時まで開館。入場料は無料です。
ソーセージ博物館はドイツのここにあります。
ゲッティンゲンからレンタカーなどの自動車、あるいはサイクリングで行かれることをお勧めします。