ドイツのど真ん中!

ドイツのど真ん中、ゲッティンゲンやアイヒスフェルトを紹介しています。

冷たい雨のデンマークを走る

イメージ 1

エーディス(Ødis)でのアンヌ・ドゥールト・ミキルセンのクリスマスコンサートの翌日は一日中雨でした。

前日コンサートを聴くことができたのですが、チケット代で問題が発生していました。お金を両替するのではなく、銀行ATMでデンマーククローネを下ろせばいいと考えていたのですが、デンマークの田舎町には、ATMも銀行も見つかりません。とりあえず手持ちの50ユーロをデポジットとして渡し、コンサートを聴き、終了後にコリング(Kolding)という大きな町へ車で走り、銀行ATMでデンマークのお金を引き出しました。翌日改めてエーディスの教会へ行き、200クローネを払い、50ユーロを返してもらいました。

その後高速道路ではなく、下道でドイツに向かうことにしました。

この時期のデンマークは、冬のドイツ以上にどんよりと暗く、昼間の間でもずっと夕方のような暗さ。おまけに雨降りでは運転も疲れが溜まります。

イメージ 2

しかし、途中で雨に烟るだだっ広い平原に突如、教会が現れました。ドイツの鋭角に尖った屋根のゴシックの教会とはちがう、簡素で、粗末とも言えるデンマーク的な教会です。このシンプルさにはっと目を瞠りました。

デンマークは九州ほどの面積の国に580万人ほどの人口。特に、ユトランド半島の方は本当に人が少ないことをひしひしと感じられました。こんな平原が広がる、何もいない田舎で生きる人たちはどんなメンタリティーになるもなのかと考えてながら運転しまいました。

その後、オーベンロー(Aabenraa)というちょっと大きな町に立ち寄り、お昼を食べたりして、8時間半、小さなFIAT500cを運転。ドイツのど真ん中ゲッティンゲンに帰ってきたのが、午後10時半過ぎ。ドイツに入ってからアウトバーン7号線(A7)には多くの工事中の箇所がいくつもあり、窮屈な車線を高速で走らねばならず、かなり神経を使いました。とても疲れましたし、大変でしたが、アウトバーンやヨーロッパ道路を飛ばすのもまた楽しかったです。