前回紹介したエシュヴェーゲ(Eschwege)の町から約50kmほどヴェラ川(Werra)の下流にあるのが、ハン・ミュンデン(Hann. Münden)という町です。その中間には、以前紹介したヴィッツェンハウゼン(Witzenhausen)の町があります。
ゲッティンゲンから南南西の方角に30kmほどにあるニーダーザクセン州の南、ヴェーザーベルクラント(Weserbergland)という山あいの地域にある小さな美しい町です。正式には、ハノーファーシュ・ミュンデン(Hannoversch Münden)といいます。
中世からの木組みの古い家が数多く残るきれいな街並みです。
昨年の11月下旬のある日の午後にハン・ミュンデンを訪れ、ヴェラ川にかかる橋から街を撮影しました。4時前でしたが、冬のドイツではまもなく日が暮れる時間でした。
東ドイツのテューリンゲン州からエシュヴェーゲ、ヴィッツェンハウゼンと流れてきたヴェラ川。少し下流には屋根のついた橋が掛っています。
このハン・ミュンデンで南から流れてきたフルダ川(Fulda)と合流し、名をヴェーザー川(Weser)と変えて北へ向かって、ハーメルンやブレーメンへ流れ、ブレーマーハーフェンで北海へ注ぎます。川の合流地点には白鳥が泳いでいました。
木組みの家が多く残る町ですが、市庁舎は壮麗な建築です。
市庁舎の1階にツーリストインフォメーションが入っています。
とても寒いに訪れたのでひたすら震えながら街を歩いて写真を撮っていたので、また暖かい季節に来て、ゆっくりと見て回りたいと思いました。
5月から10月にはフルダ川とヴェーザー川に遊覧船が運航されます。
こちらはニーダーザクセン州でよく聴かれている民放ラジオ局 ffn が制作したハン・ミュンデンの町を紹介する動画です。ドローンを使っての空撮で美しい映像です。
これまでヴェラ川沿いの町、エシュヴェーゲ、ヴィッツェンハウゼン、ハン・ミュンデンを訪れましたが、次回の旅ではエシュヴェーゲ、ヴィッツェンハウゼンの間にあるバート・ゾーデン・アレンドルフ(Bad Sooden-Allendorf)に行ってみたいと思います。また、ヴェーザー川の沿いの町も訪れます。
ハン・ミュンデンはドイツのここにあります。
ハン・ミュンデンはゲッティンゲンとカッセルの中間にあり、ローカル列車で行くことができます。