ドイツのど真ん中!

ドイツのど真ん中、ゲッティンゲンやアイヒスフェルトを紹介しています。

必見! ドイツの自動車博物館 2

イメージ 1

昨年、2018年の12月はじめに訪れたドイツ、アインベック(Einbeck)にある自動車と二輪車の博物館「PS.SPEICHER(ペーエス・シュパイヒャー)」。

車とバイクの歴史を時系列で見学できる常設展示もあるのですが、まずは「KLEIN ABER MEIN(クライン・アーバー・マイン:小さいけれど、私の車)」というタイトルで小型車を集めた特別展からのぞいてみました。

イメージ 2
この渋いワインレッドの車はどうやらフランスのロビン(Rovin) D4という車のようです。フランス語の発音ならば、ロヴァンなのでしょうか? 1950年から1953年に製造された車ですが、1961年にメーカーのロビンは消滅したようですね。日本の軽自動車にもこんな感じのデザインありますよね。
イメージ 3
こちらの2シーターのオープンカーはドイツのクラインシュニットガー(Kleinschnittger)スペシャル(Spezial)という車。1954年製で排気量246ccの2気筒2サイクルのエンジン。1957年にクラインシュニットガーも消滅しました。
イメージ 4
そして、こちらもドイツのチャンピオン(Champion)Ch-2というロードスター
1949年から1950年にかけて製造されました。排気量は248ccの単気筒2サイクル、6.5馬力のエンジン。
イメージ 5
チャンピオンCh-2を後ろから撮影しました。なかなか心地よい曲線の造形です。
チャンピオンブランドの車はいくつかの自動車メーカーで生産され、1954年にはブランドが消滅してしまったようですね。
いずれもものすごく小さい車ですが、第2次世界大戦後の復興期にドイツやヨーロッパを駆け抜けていたのです。戦後の貧しい時代にはとても好まれましたが、やがてそのメーカーやブランドは無くなってしまいました。
アインベックの自動車・二輪車博物館 PSシュパイヒャーには、今は存在しない自動車メーカーの車が多数展示されています。車好きの方には必見の博物館です。
月曜日休館。入館料は大人14ユーロ。ホームページはこちらをご覧ください。
PSシュパイヒャーはドイツのここにあります。             
     
 
PSシュパイヒャーへの行き方はゲッティンゲン駅から鉄道でアインベック・ミッテ(Einbeck Mitte)まで行き、徒歩約15分。