ドイツのど真ん中!

ドイツのど真ん中、ゲッティンゲンやアイヒスフェルトを紹介しています。

必見! ドイツの自動車博物館 3

前回からの続きで、ドイツのど真ん中からちょっと北にあるアインベック(Einbeck)の町の自動車・二輪車の博物館「PS.SPEICHER(ペーエス・シュパイヒャー)」。

特別展「KLEIN ABER MEIN(小さいけれど、私の車)」に展示されていた「何だ、こりゃ!」と言いたくなる車の数々を今回も紹介します。

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こちらは、ドイツのフェント・フリッツァー 101(FEND Flitzer 101)。3輪1人乗りの、ドイツ語ではローラーモビール(Rollermobil)に分類される自動車。

創業者のフリッツ・フェント(Fritz Fend)は、メッサーシュミットの技術者でしたが、第2次大戦の敗戦により航空機を作れなくなり、小型自動車の製造をはじめます。フェントの後期車としてメッセーシュミットでもローラーモビールが作られました。

日本でも戦後、中島飛行機が飛行機を作れなくなり、富士重工業(スバル)とプリンス自動車となりましたね。

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こちらもドイツのロイト LT600(LLOYD LT 600)。排気量596cc、2気筒4サイクルのエンジン。1955年から1961年まで製造されました。1961年にブランドは消滅しました。

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こちらがドイツのゴッゴォモビール・トランスポーター(Goggomobil Transporter)

1957年から1965年まで製造された車で、247cc13馬力のエンジン。戦後の復興期に商業車として活躍し、かなりの台数がドイツポストで使われたそうです。

ゴッゴォモビールBMWに買収され、1969年に生産が終了しました。

フロント部分の g の小文字のエンブレムが可愛いですね。ドイツにも軽トラ、軽のバンが存在したのですね。

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日本車代表としてホンダZが展示されていました。私が子供の頃によく見かけた車ですね。

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PSシュパイヒャーでの1番の「何だ、こりゃ!車」がドイツのフルダモビール(Fuldamobil)の N-2。銀ギラギンの奇抜なデザインと造形に度肝を抜かれました。排気量359cc、9.5馬力のエンジンで3輪。1952年から1955年まで製造。1969年にフルダモビールは消滅。

アインベックの自動車・二輪車博物館、PSシュパイヒャーはドイツのここにあります。

      

月曜日休館。入館料は大人14ユーロ。ホームページはこちらをご覧ください。

PSシュパイヒャーへの行き方はゲッティンゲン駅から鉄道でアインベック・ミッテ(Einbeck Mitte)まで行き、徒歩約15分。