懐かしの珍車迷車紹介を一度お休みして、ドイツのど真ん中の古城を巡ります。
昨年12月最初の土曜日、ヴェラ川沿いの町エシュヴェーゲ(Eschwege)をレンタカーで訪れ、土曜の市を見たのち、アイヒスフェルト(Eichsfeld)という地域のドゥーダーシュタット(Duderstadt)へ向かっていました。
何度も通ったことのある道で、広々とした麦畑と並木道の風景に出会える定点ポイントを目指していたのですが、この日はなぜか道路をまちがえてしまい、いつも通るルートから外れてしまいました。
しかし迷いながらも車を走らせていると、断崖の上に立つ古城を偶然見つけたのです。そして、たどり着いたのが、上の画像のグライヒェンシュタイン城(Burg Gleichenstein)です。
このグライヒェンシュタイン城、その存在をだいぶ前から知ってはいたのですが、アイヒスフェルトのどこにあるのかまでは分かりませんでした。たまたま道をまちがったことで運よくグライヒェンシュタイン城に来ることができました。
偶然たどり着けた古城ですが、残念ながら工事中。ご覧のように緑のシートが張られていたり、屋根瓦が剥がされている箇所もあり、工事で出た廃材を入れる大きなコンテナも置いてありました。工事業者の人からはすぐ出て行くように注意されたのですが、ほんの少しだけ城の写真を撮らせてもらうことができました。
このグライヒェンシュタイン城をある投資家の方が購入して、手を入れてカフェやレストランに改装し、今年の夏ぐらいには営業するとのこと。
城から伸びる石畳を進むと断崖の上の展望台へと行くことができます。
眼下に東ドイツのオーバーアイヒスフェルト(Obereichsfeld)の平原とマーティンフェルト(Martinfeld)という村を望めます。遠い山並みの向こうは西ドイツのヘッセン州です。
この日は12月のどんよりとした曇りの1日で、画像は明るく調整しています。次回のドイツの旅では、天気の良い日に再び訪れて、青空の下で写真と撮りたいと思います。
グライヒェンシュタイン城は改めてくわしくご紹介します。
ドイツのど真ん中2018冬のツアーでは、ザルツデアヘルデン城、ハーデク城、そしてグライヒェンシュタイン城の3つの古城を巡ることができました。
ドイツのど真ん中には、まだまだ古城があります。これからもそれらの城を紹介していきたいと思います。