ドイツのど真ん中から少し北にあるアインベック(Einbeck)の町にある自動車と二輪車の博物館「PS.SPEICHER(PSシュパイヒャー)」を引き続き紹介します。
人が自分の足で歩くことから解放されつつも速く走る手段として、自転車を発明し、さらには、エンジンを搭載してさらに速く遠くへ移動することができるようになりました。
このエンジン付きの自転車ですが、詳しいことは不明です(展示されている車やバイクがあまりにも多過ぎて、全てを把握しきれませんでした)。
背景には「週末に外へ、緑の中へ」とあります。
上の画像では、自転車に近いスタイルのバイクが展示されています。
一番手前の黒いフレームのバイクは、フランスのMenet et Goyon社のバイク。漕ぐペダルはなく、キックスターターのような物が確認できるますね。1922年製ではないでしょうか。
こちらはドイツのヒルデブラント&ヴォルフミュラー(Hildebrand & Wolfmüller)社のバイクで、1894年頃に製造されたようです。
こちらは、ドイツ、ニュルンベルクのヴィクトリア・ヴェルク(Victoria Werk)社のバイクで、1920年頃に製造されたと思われます。ヴィクトリアは後に自動車も製造し、必見!ドイツの自動車博物館 4で紹介したヴィクトリア・シュパッツ 250(Victoria Spatz 250)がその車です。
こちらの赤い魅惑的な曲線美のバイクは 、ドイツのメゴラ・スポーツモデル(Megola Sportmodell)で1922年頃に製造されました。時代を感じさせますが、21世紀の現代でも通用する美しいデザインではないでしょうか。
イギリスのトライアンフ(Triumph)をはじめ多数のバイクが展示されており、この頃にはすでに飽和状態となり、すべてを把握できませんでした。
バイク好きの方はぜひアインベックのPSシュパイヒャーを訪れてみてはいかがでしょうか。