ドイツのど真ん中 2019初夏の旅では、新たにいくつかの古城を訪れました。
カトレンブルク城が建つカトレンブルク(Katlenburg)という町の地名をゲッティンゲンから北へ向かって車で走っているとたびたび見かけました。ドイツ語の〇〇ブルクという地名ですが、ブルク(Burg)は「城」という意味で、カトレンブルクにも城があったのだろうかと地図やグーグルマップで調べるうちにカトレンブルクにも城があることが分かりました。
カトレンブルクは、正式にはカトレンブルク・リンダウ(Katlenburg-Lindau)という町で、ゲッティンゲンの北東にあります。その間にはライネベルクラントという山が横たわっています。今年の旅では、レンタカーでその山を超えて城へ行ってみました(上の画像中央、オレンジ色の三角屋根の塔がカトレンブルク城)。
カトレンブルクの町を見下ろす丘の上に立つ城へ行ってみました。
城は11世紀頃にカトレンブルク伯爵家によって建てられ、ディードリヒ3世夫妻が城に修道院を作りました。しかし子供のなかったディードリヒ3世が亡くなると、カトレンブルク家は断絶してしまいました。
つい2年前(2017年)までカトレンブルク城はホテルとレストランとしても営業していたようです。残念ながら今回城を訪れてみると、ホテル・レストランは閉鎖されていました。
しかし、城の敷地は公園のように整備されており、誰でも自由に立ち入ることができます。ご覧なような景色を楽しむことができます。麓のカトレンブルクの町となだらかなと丘とその先にはハルツ山地が城の展望台から望めます。
近い将来、ホテルとレストランが営業再開されることを願います。この景色を眺めながら美味いビールを飲んでみたいものですね。
黄色く色づきはじめた麦畑の先にカトレンブルク城が見えます。
カトレンブルク城はドイツのここにあります。