昨年2018年の春、菜の花の頃にハルツ山地を往復縦断して、キフホイザー(Kyffhäuser)
に立ち寄りきました。
この日はレンタカーでハルツ山地(Harz)南部のバート・ザクサ(Bad Sachsa)を出発して、ハルツ山地を縦断してクヴェトリンブルク(Quedlinburg)を訪れて、午後3時過ぎに今度はハルツ山地を北から南下し、キフホイザーに向かいました。
遠くからでも山の上に立つ塔のような建築物が見えます。これがキフホイザーの巨大記念碑です。ただし、ナビの付いていないレンタカーでは直接に記念碑にたどり着けず、1時間ほど中部ドイツをウロウロ走ってしまいました。この日は気温が30℃近くあり、エアコンなしの車での長距離運転にとうとう頭がボーッとしてきてしまい、記念碑まで登っていくことを断念しました。
そして、今年2019年初夏の旅ではキフホイザーの記念碑をリベンジ。ドイツ滞在中に記念碑の展望台からの風景をアップしました。
昨年の旅のブログでお見せすることできなかったキフホイザーの記念碑(Kyffhäuser Denkmal)の全貌が上の画像の、バカでかい建築物だったのです。
この巨大記念碑には階段があり、登って近くことができます。
壁面に飛び出した騎馬像はプロイセン王で後のドイツ皇帝フリードリヒ1世です。キフホイザーの記念碑はドイツ皇帝フリードリヒ1世を記念するためのものです。
騎馬像の反対側に入口があり、階段で塔の天辺の王冠のところまで上っていくことができます。
1890年から1896年にかけて建てられた高さ81メートルの塔、247段の階段を登りきると、塔の天辺は展望台となっており、東ドイツの広大な景色を眺めることができます。青空に夏の雲が浮かんでいました。
展望台から下りて、ドイツ皇帝フリードリヒ1世の騎馬像の下には、神聖ローマ皇帝フリードリヒ・バルバロッサの迫力ある像が見えます。
キフホイザーの記念碑は巨大で迫力があり、いかにもドイツ的な建築物で一見の価値があります。夏休みのドイツを旅行される方はぜひ足を伸ばしてみてはいかがでしょう。
記念碑への入場料は大人が7.50ユーロ、学生が4.50ユーロ。
キフホイザー記念碑はドイツのここにあります。