ドイツのど真ん中にあるアイヒスフェルト(Eichsfeld)という地域はゆるやかな丘が続く風景です。見上げるような高い山はありませんが、広々とした丘の眺めはいかにも大陸的です。
昨年のちょうど今頃、グライヒェンシュタイン城という古城を訪ねた後に風力発電の風車と町や村の境界を示す古い石碑とベンチの風景に出会い、レンタカーを止めて写真を撮りました。ここは東ドイツ、テューリンゲン州のヴァッハシュテット(Wachstedt)という小さな村のはずれ。下り道の道路の先には、ディンゲルシュテット(Dingelstätt)という町が見えます。
境界の石碑と広々とした丘の景色がとても気に入り、今年初夏の旅でも再び同じ場所を訪れて撮影しました。昨年は冬の重たく暗い雲に覆われていましたが、今年は天気に恵まれ光あふれるアイヒスフェルトの風景を撮ることができました。ゆるやかな丘の斜面には麦が茂っていました。
石碑の脇のベンチは今年新しくなっていましたね。