このブログを「ドイツのど真ん中」と名付けて、最近はとくにドイツのど真ん中にあるアイヒスフェルト(Eichsfeld)について書いています。
今はドイツのど真ん中であっても、かつては東西ドイツの国境地帯で、西の民主主義、資本主義の社会と東の社会主義、共産主義が対峙する場所でもあり、アイヒスフェルトは分断されていました。
もちろん大都市ベルリンのような人々の記憶や歴史の一ページに刻まれるようなドラマこそありませんでしたが。
アイヒスフェルトの中心的な町ドゥーダーシュタット(Duderstadt)では、ドイツの再統一を記念するモニュメントに巡り合えます。
上の画像の石碑は、分かたれることなきアイヒスフェルトと書かれ、西側のドゥーダーシュタットと、東側のヴォービスとハイリゲンシュタットという町の間に分断を象徴する有刺鉄線の浮彫がなされています。
ドゥーダーシュタットの中心部には、「再統一の泉(Wiedervereinigungsbrunnen)」という彫刻があります。離ればなれになっていた男女が再会する光景を表現しています。真横からはこのような感じになっています。ドイツ再統一の現場であったアイヒスフェルト、ドゥーダーシュタットゆえのモニュメントです。