ドイツのど真ん中にある大学町ゲッティンゲン(Göttingen)のシンボルであるガチョウ娘リーゼルの噴水(Gänseliesel-Brunnen)が何者かによって“襲撃”されました。ガチョウ娘リーゼルの銅像の首には有刺鉄線が巻かれ、噴水の水が赤く染められていました。ヨーロッパの移民政策に対する抗議としてガチョウ娘の像と噴水がこのような姿になったとのこと。
実は、ゲッティンゲンのガチョウ娘の噴水は6月にも“襲撃”されており、噴水の水が黒く染められました。この時はラスト・ジェネレーション(Letzte Genoration)という環境保護の活動家たちによる“襲撃”でした。
今回の“襲撃”でゲッティンゲンのガチョウ娘が、コペンハーゲンの人魚姫の像のように首や腕が切られるようなことはなく、ホッとしましたが、それでもゲッティンゲンの市当局は2,000ユーロの被害があったとの報告しています。
環境問題や政治に抗議する活動家たちがいろいろな場所を封鎖したりする活動をしています。抗議の意志は理解できますが、その手段や方法には、やり過ぎ、あるいはお門違いだなぁと違和感を覚えます。そしてゲッティンゲンのガチョウ娘の噴水が“襲撃”されたのは残念でなりません。