ドイツのど真ん中!

ドイツのど真ん中、ゲッティンゲンやアイヒスフェルトを紹介しています。

GODEWIND Kinner vun't Meer 低地ドイツ語の歌

ドイツのど真ん中2018冬の旅で、夜はお世話になっているお宅の部屋でドイツのテレビを見たり、ラジオを聞いていました。

金曜の夜は7時過ぎからインターネットラジオNDR(北ドイツ放送)の低地ドイツ語の番組 ”Düt un dat op Platt(「低地ドイツ語であれやこれや」)”を聴きました。
そのうちに低地ドイツ語の歌が流れてきて、女性ボーカルの爽やかな歌声に一瞬心奪われてしまったのです。

その歌というのが、GODEWIND(ゴーデヴィントというバンドの "Kinner vun't Meer" でした。GODEWINDとは、英語に訳せば、Good wind 。低地ドイツ語が比較的英語に近いのがわかりますね。また、歌のタイトルを標準ドイツ語に訳すと、Kinder vom Meerとなり、「海の子供たち」となるでしょう。

このGODEWINDというバンドはドイツ最北の州、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州で活動し、低地ドイツ語とドイツ語の両方で歌います。1979年に結成され、メンバー交代をしながら現在でも精力的に活動しています。 

低地ドイツ語のクリスマスソングも歌っています。

”Stille Wintertied”とは、ドイツ語では、Stille Winterzeit、「静かな冬の時」ということですね。 

ゲッティンゲン市内の家電量販店やスーパーマーケットのCD売り場でGODEWINDのCDを探してみましたが、残念ながら低地ドイツ語のバンドのCDは置いていないようでした。しかし、彼らのオフィシャルサイトからCDやDVDを直接購入することが可能です。また、SpotifyでGODEWINDの歌を聴くこともできます。低地ドイツ語がどんな響きなのか関心のある方は、ぜひ聴いてみてください。

低地ドイツ語で歌うということは、ドイツ全土やドイツ語圏でヒットすることは望めないということになりますが、それでも低地ドイツ語にこだわり、その歌を聴いてサポートする北ドイツの人たちが確実にいるということでもあるのですね。

今回の冬の旅で低地ドイツ語で歌うバンドに出会えたことも大きな収穫でした。

いつか、コンサートにも足を運んでみようと思います。