10月に新型コロナの水際対策が緩和されて以来、ドイツに暮らす友人や知人、ビジネス関係者が次々と来日し、いろいろとドイツのお菓子をお土産にいただきました。このところそれらのドイツ菓子をブログにアップする機会が続いています。
12月上旬には翻訳仕事で関係のあるニュルンベルクの会社の方が来日し、レープクーヘンをいただきました。レープクーヘンはこれまでにもブログで紹介してきましたが、今回はニュルンベルクの地元の人たちが食べるという、いわば「本物」のレープクーヘンで、デュル(Düll)というレープクーヘンの手作り専門店の物です。私も食べるのが初めてです。
頂いたのは5枚にパックされたレープクーヘンで、チョコレートをコーティングしたものと砂糖衣の2種類が入っていました。砂糖衣のレープクーヘンは大きな丸のままのアーモンドが丸のままいくつも乗っかっていて、いかにも美味しそう。
ナイフで半分に割ると、中の生地がしっとりとした部分が残っていました。砕いたナッツも見えますね。実際に食べてみると、レープクーヘン特有のスパイスがまったく気にならず、実に美味しいのです。成分表示をみると、デュルのレープクーヘンには生姜やシナモンが入っていないようで、すっきりと、そしてパクパクと食べることができます。
後日、チョコレートをコートしたレープクーヘンもおやつに頂きました。チョコレートそのものも上質のものを使っているのでしょう。手作りのためか、チョコをたっぷり纏っていて、とにかく美味しいのです。生地の味とチョコの甘さのバランスが良くて、バクバクと食べてしまいました。デュルのレープクーヘンを知ってしまったら、もう他のレープクーヘンには戻れないと実感するほどの逸品です。