ドイツのど真ん中にあるアイヒスフェルト(Eichsfeld)という地域。その中心的な町がドゥーダーシュタット(Duderstadt)です。
前回のブログでご紹介した中世から残る市壁やヴェスタートォーア(Westertor)という市門をくぐって市内、つまり旧市街に入ります。
ドゥーダーシュタットの目抜き通りマルクト通り(Markt Straße)の西の端にあるのが聖ゼルヴァティウス教会 (St. Servatius Kirche) 。プロテスタントの教会です。
通りの真ん中あたりにあるのが、以前ご紹介したギーボルデハウゼンの木組みの城に匹敵するような大きさで、3本のトンガリ屋根を持つ木組みの旧市庁舎です。ドイツでも最古の市庁舎の一つとも言われています。この旧市庁舎には、現在ツーリスト・インフォメーションが入っています。また、中世の遺物も展示されており、内部を見学することができます(行政を司る新市庁舎は旧市街の外にあります)。
旧市庁舎の西側の塔からは、午前9時から午後7時まで、2時間おきに“アンライシュケ (Anreischke) ”と呼ばれる男性の人形が小窓から顔を出して挨拶をしてくれます。アンライシュケもドゥーダーシュタットのシンボルです。彼はもともとアンドレアスという名前の、市壁を建築する親方でした。
マルクト通りの東の端に鎮座しているのが、二つの塔の聖ツュリアクス教会(St. Cyricus Kirche)です。こちらはカトリックの教会。
ドゥーダーシュタットの旧市街をプロテスタントとカトリックの教会がサンドイッチしているような形になっています。