ミュンヘン在住の知人が日本に一時帰国。
お土産に頂いたのが、ミュンヘンのダルマイヤー(Dallmayr)のコーヒーでした。
ミュンヘン市内のダルマイヤー本店で、グアテマラ高地のサン・セバスチャン(San Sebastian)という農園産のコーヒー豆を挽いてもらったものをわざわざ持ってきてくれたのです。
さっそくドリップして飲んでみましたが、とても奥深い味でした。
意外かもしれませんが、ドイツのコーヒーはなかなか美味しいのです。
フランスのカフェ・オ・レ、イタリアのエスプレッソやカフェ・ラッテ、アイルランドのアイリッシュ・コーヒー、オーストリアのウィンナー・コーヒーといった特徴的なコーヒーの飲み方はありませんが、ドイツはコーヒーそのものが大変美味しいと私は思うのです。
コーヒーそのものが美味しいのであれば、ミルクを入れたり、ホイップしたクリームを浮かべる必要がないとも言えるかもしれませんね。
その昔ドイツに住んでいた時、ダルマイヤーのプロドーモ(Prodomo)というコーヒーがスーパーで安売りしている時には2、3パックを買い込んで、毎日のようにドリップして愛飲していました。
ダルマイヤーのコーヒーは少々お高めのスーパーで購入できますし、日本にも総代理店とカフェがあり、日本語でネットショッピングもできるようですね。
今年の夏、ドイツのど真ん中、ゲッティンゲンに滞在し、お世話になったお宅の奥さんが帰国する日にコーヒーの粉を1パック持たせてくれました。
そのコーヒーはアイレス(Eilles)という会メーカーのコーヒーでした。これまで飲んだことのないブランドでしたが、こちらも大変香り高いコーヒーです。またいつか飲んでみたいものです。
ドイツでは、スーパーに併設されているパン屋で立ち飲みするコーヒーも案外美味しいものです。また、日本国内でも業務用コーヒーサーバーがドイツのヴェーエムエフ(WMF)社製のをよく見かけます。この機械、下手なハンド・ドリップよりも美味しかったりします。
ドイツと言えば、これ!というコーヒーのスタイルはないのですが、ドイツのコーヒー文化は深く、ちょっと調べてみる価値がありますね。