ドイツのど真ん中!

ドイツのど真ん中、ゲッティンゲンやアイヒスフェルトを紹介しています。

レープクーヘン、ドイツのかりんとう?麩菓子?味噌パン?

 

イメージ 1

先週、夏のドイツ滞在で2週間お世話になったお宅の奥様からシュトレンとレープクーヘンを送っていただきました。レープクーヘンの方をさっそく頂いています。

このレープクーヘン(Lebkuchen)、クーヘン(Kuchen)つまりケーキと名前についているのですが、およそケーキらしくはありません。チョコレートでコーティングされたものもありますが、茶色のモノトーンでとても地味な感じのするドイツのお菓子です。

元はクリスマス用の焼き菓子だったようですが、現在では一年中ドイツで食べられると思います。

ドイツ国内でいろいろな形のレープクーヘンがありますが、画像にあるのは、南ドイツ、ニュルンベルクのスタイルの物で、丸いオブラートの上に生地をのせて焼いたもので、オブラーテン・レープクーヘン(Oblaten-Lebkuchen)とも分類されます。

材料は小麦粉、蜂蜜、香辛料、レモンやオレンジの皮やナッツ類などで、焼きあがったレープクーヘンにチョコレートや砂糖でコーティングしたりもします(上の画像はプレーン、チョコ、砂糖の3種)。

イメージ 2

半分にカットして断面を見てみると、日本にも似たようなお菓子がある気がするのです。レープクーヘンそのものは割と柔らかい食感なのですが、私はついかりんとうを思い浮かべます。あるいは、麩菓子や味噌パンなんかもレープクーヘンに近いのではないかと思います。

生姜やシナモン、オレンジピールを材料にしているのでちょっと刺激的で複雑な香りがしますが、日本人の口にも合うのではないでしょうか。ドイツでの私の好物の一つです。なんとなく田舎の素朴な駄菓子のような感じがしませんか?

ドイツを旅される方にはとてもおすすめ。日持ちもするのでお土産にもぴったりでしょう。上の画像は200グラム入りのパックで2ユーロ(300円以下)程度で、スーパーのお菓子売り場で手に入ります。

イメージ 3

また、本場のニュルンベルクにはレープクーヘンの銘店があり、専門店ならではの高級なレープクーヘンを買うこともできます。

上の画像のレープクーヘンは昨年、2016年の冬にニュルンベルクの「レープクーヘン・シュミット(LebkuchenSchmidt)」でお土産に買ってきたものです。缶入りで10ユーロくらいだったと記憶しています。

このドイツの素朴なお菓子を一度お試しあれ。