ドイツのど真ん中!

ドイツのど真ん中、ゲッティンゲンやアイヒスフェルトを紹介しています。

「九柱戯」を初体験!

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ドイツのど真ん中2018春の旅で「九柱戯」をはじめて体験しました。

「九柱戯」と書いてしまうと何だか仰々しくなってしまいますが、実はドイツ式のボーリングです。ドイツ語では “Kegeln(ケーゲルン)”といい、日本をはじめ世界で現在行われているボーリングの原型となったスポーツです。

ドイツに到着して最初の週末、土曜の夕方にお世話になったお宅のご夫妻にご近所の人たちとのケーゲルンの会があるとのことで連れて行ってもらい、飛び入り参加させてもらいました。

ドイツとの関わりはかれこれ30年になるのですが、これまでケーゲルンをしたことがありませんでした。というのも、ケーゲルンは中高年の人たちがやる「ダサい」娯楽というイメージを長らく持っており、挑戦する機会があってもずっと敬遠してきました。

そんな私もいい歳したおじさんになり、ケーゲルンをやってみてもいいかなという気持ちになり、ご夫妻からのお誘いを二つ返事で承諾しました。

日本語で「九柱戯」と訳されているとおり、ケーゲルンのピンの数は9本で、レーンに向かって菱形にピンが配置されるのが、ボーリングとは異なります。
レーンの幅が0.35mとボーリングのレーンに比べてかなり狭く、ボールもふた回りくらい小さい上に指を入れる穴がなく(穴ありのボールもあるようです)、手の平に乗せて20m先のピンを目指して投球します。
また、ケーゲルンは個人戦ではなくチーム対抗戦で、驚いたことに自分の番が回ってくると、何と20連投もするのです。さすがに20回目の投球の頃にはヘロヘロになってしまいます。これが1ゲームに2回に投球が回ってきて、2ゲーム行い80球。さらにもう1ゲームをエキシビジョンマッチを行い、一人当たり120回も球を投げたことになります。
しかし、自分の投球が回ってくるまでの間に食事をしたり、ビールや飲み物を飲んで参加者の皆さんと会話を楽しみます。私はもちろんビールを飲みましたが、真剣に勝負に賭けている人はストイックに炭酸水でした。ビールの酔いもあれば、レーンがかなり狭いので、私は最悪の9回もガター(ケーゲルンでは “Pumpe, プンペ” というようです)を叩き出し、1ガターごとに50セント、計4.50ユーロを罰金として払うこととなりました。ガター王 となってしまった私の罰金は次回のプレー代の足しにされるということでした。
食事とビールとスポーツを一度に楽しめた夜でした。
次回のドイツのど真ん中の旅でまたケーゲルンをプレーしたいと思っています。

2度目のケーゲルンもご覧ください。