ドイツのど真ん中!

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アネット・ルイザン ささやくドイツ語

今年春のドイツの旅の終盤、レンタカーをラジオを聴きながら走っていると、何とも心地のよいドイツ語の歌が聞こえてきました。カーラジオには小さなディスプレーがあり、その時かかっている歌のタイトルと歌手やグループの名前が表示され、すぐに私は車を路肩に止めて、流れている曲名と歌手の名前を急いでメモしました。

それがアネット・ルイザン(Annett Louisan“Das Spiel(ダス・シュピール)”という歌でした。
 
アネット・ルイザンのささやくような甘い歌声に「こんなドイツ語の歌があるのか!」と驚きつつ思わず心地よくなってしまったのです。ドイツ語という言語は「シュ」「ザ」「ゲ」「ヴ」などの音が多用され、決して美しい響きを持つ言語とはいえないと思います。私の経験では、ドイツ語というのはどちらかというと低い声で話される言葉のようにも感じます。女の人でも比較的低い声で会話している気がするのです。そのためにドイツ語は重たい響きに聞こえます。しかし、アネット・ルイザンの歌うドイツ語はとても軽やかだったのです。久々に美しい響きのドイツ語に出会えました。今年春のドイツの旅での収穫がアネット・ルイザンの歌でした。