今年4月中旬から5月上旬にドイツのど真ん中に滞在。
滞在中に3回あった日曜日ごとにハイキングを楽しみました。
この日はお世話になっていたお宅のご主人に誘われて、ハイキングの会に参加。
ヘッセン州北部の 、ヴィッツェンハウゼン(Witzenhausen)の北駅からドイツの高齢者の皆さんと歩きはじめ、の桜の木立ち(ドイツではサクランボ畑ともいうべき)の中を通り抜けて、気持ちの良い森を歩いて、再び桜の花咲く道へとやって来ました。
遊歩道から連邦道80号線(B80)を横切り、少し歩くとウンターリーデン(Unterrieden)という村の入り口で菜の花畑が広がりました。ちょうど菜の花が咲きはじめたばかりでした。
ウンターリーデンの村を通り抜けると、ヴェラ川 (Werra)にかかる橋にたどり着きました。木造で、歩行者と自転車専用のデザイン的な素敵な橋でした。
この辺りのヴェラ川、川幅は決して広くはありませんが、水量は豊かで滔々と下流のヴィッツェンハウゼンへ流れていきます。
ヴェラ川を渡ると、広々とした野原と並木、北ヘッセンの山々が目の前に開けました。
さらにドイツのお年寄りたちと歩みを進めます。
スタートして3時間ちかく、おそらく12キロ近くも歩いてヴィッツェンハウゼンの町に入りました。
ハイキングのゴールは、ヴィッツェンハウゼン旧市街の中心部、市庁舎とマルクト広場でした。しかし、本当のゴールはもう少し先にあります。
3時間12キロも歩けば、お腹も空きます。
メンバーのひとりがハイキングの途中に携帯電話で旧市街にあるレストランを予約してくれていました。レストランの中庭にあるビアガーデンで参加者全員で一緒に食事をしました。
私は、豚フィレのステーキとシュペッツレ(ドイツのパスタ)にマッシュルームの生クリークソースを注文。今回のドイツ旅での最初の本格的なドイツ飯で、とても美味しかったです。少々残念だったのは、ウェイターのお兄さんが料理を運んで来たら、お皿の片方に寄っていたこと。しかし、味には大変満足しました。
また、以前ご紹介したエシュヴェーガー・クロースターブロイのビールもこの食事で飲みました。
ハイキングの参加メンバーはほぼ高齢者たちだったのですが、皆さんガッツリとした肉料理を食べていました。12キロを歩いたドイツのお年寄りたちは、ぐったりと疲労するどころか食欲も旺盛で、健脚にして胃袋もまた壮健でした。
ハイキングの最後に美味しいご褒美が待ってはいましたが、歩くことがひたすらに楽しいドイツの1日でした。