ドイツを訪れると、1週間から10日間ほどレンタカーを借りてドライブしながら、ドイツのど真ん中のあちこち回っています。ドイツの田舎道を車で走るのは気持ちがいいのですが、昨年の11月下旬から12月初めの旅では、久しぶりにアウトバーンを長い距離走りました。
上の画像は、以前紹介したフリートラント (Friedland)の第2次世界大戦帰還者の記念碑がある丘の麓で撮影したアウトバーン38号線(A38)。フリートラント の近くからこのアウトバーン38号線はアウトバーン7号線(A7)から分岐して、ライプツィヒなど東ドイツ方面へ向かいます。
また、この旅ではゲッティンゲンからデンマークのユトランド半島南部を1泊2日で往復しました。上の画像は復路、北ドイツ、クヴィックボーン(Quickborn)のサービスエリアで休憩した際に撮影しました。
レンタカーはFIAT500。かなり小さな車ですが、スピードメーターは220km/hまでありました。もちろんそんなスピードは出しませんでしたが、150kmはちゃんと出ます。車体は小さいですが、ちゃんと走ってくれたので、FIATの見直しました。オートクルーズ機能もある車だったので、アウトバーンを長距離走る上でとても助かりました。春に借りたOPEL CORSAよりもずっと良かったかもしれません。イタリア車も侮れません。
ただ、夜にアウトバーン走るのは、けっこう疲れます。大体にして道路照明がほとんどなく、自分の乗るFIATのヘッドライトやフォグランプに頼り、ミラーで追い越して来る車両を常に確認し、200km近いスピードで飛ばすメルセデスやBMW、ポルシェをやり過ごしたり、走行車線を走る連結トラックの車列を追い抜いて走らねばならないなどの駆け引きがあって、気を張って運転せなばなりません。それでもアウトバーンをかっ飛ばすのは、やはり楽しいものです。高速料金を払わずに済むというのもありがたいです。
ドイツの伝説的テクノバンド、クラフトワーク(KRAFTWERK)の名曲に「アウトバーン(AUTOBAHN)」があります。フォルクスワーゲンのビートルでアウトバーンをドライブする様子をシンセサイザーでひたすら描写する22分超の長い曲ですが、これが見事にアウトバーンを走っているような気分になれます。♪ Fahren, fahren auf der Autobahn, fahren, fahren auf der Autobahn~♩
この曲を聴きながらアウトバーンを走るのもまた気持ちいいものです。