先週末の土曜日、ゲッティンゲン西部のグローネ(Grone)にあるカウフパーク(Kauf Park)という巨大ショッピングセンター内の大型スーパー、レアル(real)が閉店したとゲッティンゲンの地元新聞ゲッティンガー・ターゲブラット(Göttinger Tageblatt)が報じています。
先月5月にもゲッティンゲン北部ヴェーエンデ(Weende)にあったもう1店舗のレアルが閉店し、取り壊されているとこのブログに書きましたが、残されていたもう1つのレアルもなくなってしまいました。ドイツの大好きなスーパーだったので、残念でなりません。
閉店したカウフパークのレアルは今後カウフラント(Kaufland)という別のスーパーマーケットになるという話がありますが、個人的にカウフラントがあまり好きではありません。というのもカウフラントはディスカウントストアのリドル(Lidl)と同じシュヴァルツ・グループ(Schwarz-Gruppe)の系列企業。グループの発祥がディスカウントストアなので、カウフラントもディスカウントのムードが抜けていないように感じてしまうのです。
2000年台の初めにカウフラントはすでにゲッティンゲンの北西部ヴェストシュタットに進出しており、私もゲッティンゲンに住んでいた頃に何度か買い物をしたことがあります。また近年では旧市街にも店舗を出し、2017年のゲッティンゲン滞在で買い物しました。売っている品物は安いのだけれど、買い物して得られる楽しみや満足感がカウフラントでは感じられませんでした。ディスカウンターならではの店舗の装飾に金をかけないみみっちさがどうにも気になってしまうのです。
そのようなわけでレアルがなくなってしまったのは、本当に残念でなりません。
ウクライナでの戦争に記録的な円安で今しばらくドイツに行けそうもありませんが、次にドイツに行ける時にゲッティンゲンはどんな風になっているのでしょう……