ドイツのど真ん中!

ドイツのど真ん中、ゲッティンゲンやアイヒスフェルトを紹介しています。

ゲッティンゲンの旧市街から肉屋が消えた

ゲッティンゲンの地元新聞ゲッティンガー・ターゲブラット(Göttinger Tageblatt)によると、ゲッティンゲンの中心地である旧市街から肉屋さんがなくなってしまいました。

www.goettinger-tageblatt.de

2020年12月にゲッティンゲンの目抜き通りヴェーエンダー通り(Weender Straße)焼きソーセージや肉料理の立ち食いコーナーもあったヴルフ(Wulff)という肉屋さんが閉店したとこのブログに書きました(ヴルフはゲッティンゲン郊外にある工場と直売所で現在も営業を続けています)。

そして先月にもグローナー・トーア通り(Groner Tor Straße)ゾンマー(Sommer)という肉屋さんとグローナー通り(Groner Straße)アインス・アー・ゲフリューゲル(Eins A Geflügel)という家禽専門の肉屋さんが閉店し、旧市街から肉の小売店が完全に消滅したとゲッティンガー・ターゲブラット紙は伝えています。

肉はスーパーマーケットの精肉売り場でも買えますが、肉は肉屋で買うものだと考える人も多いドイツ。新型コロナのパンデミックで人々の消費行動が変わったとはいえ、ゲッティンゲンの町の中心部から肉屋がなくなってしまったことは大きな衝撃として受け止められているようです。肉屋ごとに独自のレシピでソーセージやゲッティンゲン名物のシュトラッケを作って販売しているので、馴染みの味がなくなるのは文化の消滅と言えるかもしれません(ただしゾンマーのレシピはヴルフに引き継がれるとゾンマーのHPに掲載されていました)。

長引くコロナ禍でゲッティンゲンの町の表情が今も変わり続けているようです。