ドイツのど真ん中!

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ゲッティンゲン旧市街のソーセージ店ヴルフが閉店

今朝、ゲッティンゲンの地元新聞「ゲッティンガー・ターゲブラット(Göttinger Tageblatt)」のホームページをチェックしたら、旧市街の目抜き通りヴェーエンダー通り(Weender Straße)にある肉屋さんのヴルフ(Wulff)が閉店したと報じていました。私には大きなショックでした。

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ヴェーエンダー通りのベンチでヴルフのソーセージを頬張る女性 (2017年夏)

たかが肉屋ではないかと思われるかもしれませんが、ゲッティンゲン大学やゲッティンゲンのゲーテ・インスティトゥートで学んだことのある方ならば、一度はヴルフのソーセージを食べたことがあるのではないでしょうか。このブログでも以前紹介したことがあります。

店先で焼きたてのソーセージを買えますが、ランチに日替りの肉料理を店内で食べることができました。

11月下旬に同じヴェーエンダー通りにある新聞や雑誌を販売していたプレスハウス・トノッロ(Pressehaus Tonollo)も閉店しました。ゲッティンゲン市内ではアパレルのお店や靴屋さんも閉店しているそうですが、肉屋のルフのホームページをチェックしてみると、ヴェーエンダー通りのお店を11月28日に閉店していました。ゲッティンガー・ターゲブラットの記事は有料記事のために詳細は分かりませんが、ヴェーエンダー通りの店を再開させることなく、旧市街から撤退するということなのではないでしょうか。ドイツは現在ロックダウンの真っ最中であり、言及はしていませんが、新型コロナウイルスの影響でしょう。

ただし、旧市街で販売するお店を畳んだということであって、ヴルフが廃業したということではありません。市内の別な場所にある工場では引き続きソーセージなどを買うことができるそうです。また、ヴルフの製品はゲッティンゲン市内のスーパーマーケットで買えるだろうと思います。コロナ禍が落ち着いて、いつかヴルフがゲッティンゲンの旧市街に帰ってきてくれることを願わずにはいられません!

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ゲッティンゲンの中心「ナーベル」のダンス像、右側手前から2軒目がヴルフ(2019年初夏)

ヴルフの工場直売所はここです。