昨年末以来、ブログの更新がひと月以上止まってしまいました。冬場はネタ枯れに陥ってしまいますが、今日からまた再開していこうと思います。
Der Eine erdacht's,
der Andere verlacht's,
was macht's.
ある者が何やら考え出し、
もう一人は嘲笑う、
それは何なのか、と。
ドイツのど真ん中にアイヒスフェルト(Eichsfeld)と地域にあるドゥーダーシュタット(Duderstadt)の木組みの家の壁に書かれていた言葉です。erdacht's, verlacht's, was macht's で韻を踏む意味深な金言です。
とてもよく似た言葉がゲッティンゲン(Göttingen)でも見つかります。
Einer acht's
der andre
verlacht's
der dritte
betracht's
was macht's
ある者は何やら気に留め、
もう一人は嘲笑い
三人目は観察する
それは何なのかと
ヴィルヘルムスプラッツ(Wilhelmsplatz)近くのブルク通り(Burgstraße)にある家具屋さんの壁に書かれている言葉です。acht's, verlacht's, betracht's, was macht's で韻を踏んでいます。
確か、これらに似た言葉をハルツ山地のヴェルニゲローデ(Wernigerode)の市庁舎やシーアケ(Schierke)でも見たことがあります。
ドイツの木組みの家など、古い家屋にはこのような意味深な言葉が書かれていたり、彫刻されていることがあります。ドイツを訪れるたびにこのような言葉を撮影し書き留めて紹介しています。時にそれらは金言に思わず納得してしまったり、考えされられるものもあります。