ドイツのど真ん中!

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ドイツ、木組みの家の言葉 8 賢者と愚者の行い

コロナ禍で大いに混乱するこのご時世に示唆に富むドイツの言葉があります。

2018年のドイツの旅で、ニーダーザクセン州ホルツミンデン(Holzminden)という町で見つけた言葉です。

f:id:Thosomich:20200514100911j:plainSIEH WAS DIE WEISEN TUN UND SIEH WAS DIE TOREN TREIBEN UND TU´ DAS EINE NACH UND LASS´ DAS ANDERE BLEIBEN

見よ、賢い者が何をするのか、見よ、愚か者が何をしでかすのか。そしてその一つに倣い、残りは放っておけ

未知の新型コロナウイルスが蔓延し、混沌とする社会では、その人の本質が見えてくるものです。賢明に働く医療関係者やその家族を差別したり、誹謗中傷するなんて、愚か者の行為ですね。決して真似したくはありません。

この言葉は以前紹介したゲーテの言葉が刻まれているホルツミンデンの手工業者の家(Haus des Handwerks)の一番下の梁に見つけることができます。ただし、今回の言葉は読み人知らずのようです。

ドイツの古い木組みの家には、現代にも通ずる警句が梁に彫刻されていたり、壁に書かれています。こうした言葉を探してドイツを旅するのも楽しいですね。新型コロナウイルスの感染拡大が収まったら、またドイツに行きたいものです。

ホルツミンデンはドイツのここにあります。