ドイツのど真ん中!

ドイツのど真ん中、ゲッティンゲンやアイヒスフェルトを紹介しています。

必見!ドイツの自動車博物館 9

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ドイツのど真ん中から30kmほど北にあるアインベック(Einbeck)という小さな町はビールのふるさとともいうべき町なのですが、同時にオールドタイマー(Oldtimer)とも呼ばれる懐かしい車のメッカにもなっています。そのオールドタイマーのメッカがアインベックの町にある「PS.SPEICHER(ペーエス・シュパイヒャー)」という自動車・二輪車の博物館です。

このPSシュパイヒャーですが、元々はアインベックの町の穀物倉庫で、2000年まで実際に稼働していました。上の画像の右半分に映る煉瓦造りの建物が穀物倉庫の頃の名残りが感じられますね。

2012年から2年の時をかけて改装工事を行い、2014年に自動車と二輪車の歴史を追体験できる博物館としてオープンしました。

穀物倉庫のことをドイツ語でKornspeicher(コーンシュパイヒャー)と言い、Speicher(シュパイヒャー)が倉庫や貯蔵庫という意味になります(ちなみにドイツ語でパソコンのメモリーのこともシュパイヒャーと言います)。穀物倉庫から車やバイクの博物館に生まれ変わったPSシュパイヒャーは、あくまで私の推測なのですが、馬力(Pferdestärke: PS)の倉庫という意味なのではないかと思います(次回、訪れた時に実際にそうなのか確かめるつもりです)。

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ドイツやヨーロッパの珍車、名車、迷車、奇車が尋常ではない数、展示されています(一部に日本の車やバイクもあり)。いずれも保存状態も良く、車体はピカピカに磨き上げられています。

2014年にオープンしたこともあり、IT技術を駆使して、名車・珍車と一緒にいいアングルで自分の姿を撮影して、後からスマホやパソコンにダウンロードできるサービスもあり、ただ車やバイクを見学するだけではなく、楽しい見せ方をしている博物館です。

                       

PSシュパイヒャーでも上映されていた、戦後の西ドイツにあったたゴッゴーモビール(Goggomobil)という小型車のテレビコマーシャルの映像を偶然YouTubeにアップされているのを発見したので、私のブログにもアップしてみようと思います。

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入館料が大人14ユーロと日本円に換算すると1700円以上とかなり高いのですが、一日いても飽きません。カメラのバッテリーが足りなくなるほどだったので、もう一度訪れて珍車を撮影したいと考えています。「何だ、この車は!」と言いたくなるような、見たこともない車を一度見てみたいという方にはおすすめの自動車博物館です。

PSシュパイヒャーはドイツのここにあります。

      月曜日休館。入館料は大人14ユーロ。ホームページはこちらをご覧ください。

PSシュパイヒャーへの行き方はゲッティンゲン駅から鉄道でアインベック・ミッテ(Einbeck Mitte)まで行き、徒歩約15分。