このブログでは、これまで8月の最初の週末に中世祭りを開催するハーンシュタイン城と古城ユースホステルのルートヴィヒシュタイン城を紹介してきました。しかし、ドイツのど真ん中の拠点となるゲッティンゲンから少々遠く、鉄道やバスで行くのも不便な場所にあります。しかし、もっと近いところにも中世の古城はあります。ゲッティンゲンから最も近くにある城がゲッティンゲンの北、約10㎞ほどにあるプレッセ城 (Burgruine Plesse) という城です。
プレッセ城は現在、完全な形では残っておらず、城跡と言った方がふさわしいのですが、城壁と2つの城門と2つの塔、「騎士の間」という建物が残っています。「騎士の間」とその地下は、現在レストランとして利用されています。
2つの塔のうち、北側の塔のてっぺんまで木でできた螺旋階段で登っていくことができます。北の塔は目下外壁を改修中で、写真を撮ることを断念しました。
塔のてっぺんからは、南の塔とボーヴェンデン(Bovenden)という村、そしてライネグラーベン(Leinegraben)と呼ばれる平地の美しい景色を望めます。
北側には、並木道と麦畑、森、そして小高い山と平地が広がります。
プレッセ城はゲッティンゲンにほど近いので市民の憩いの場となっており、夏場は城の中庭がオープンカフェとなり、焼きソーセージを食べ、ビールやコーヒーを飲むのも楽しみです。
また、以前ご紹介したゲッティンゲンのニコラウスベルクから森の中の遊歩道を2時間歩くハイキングコースにもなっています。私も次回の滞在では、森を通ってプレッセ城まで歩いてみたいと思います。
プレッセ城への行き方は、ゲッティンゲン駅前のバスターミナル(ZOB)から185番のバスに乗り、エディゲハウゼン・アルテ・ドルフシュトラーセ(Eddigehausen Alte Dorfstraße)で下車し、徒歩で約30分。
お城には無料で入ることができますが、北の塔へは入り口にある木箱に50セントの小銭を寄付して登ります。