ドイツのど真ん中 2019 初夏の旅では、 ビールのふるさとアインベック(Einbeck)にビールを飲みに行き、5種類のビールを飲み比べしてきました。そのビールが名産のアインベックには、もう一つの名産品があります。それがからし(マスタード)です。
ほぼ100年前の1923年に創業したからし屋さん、アインベッカー・ゼンフミューレ(Einbecker Senfmühle)のからしがアインベックの町の名産品。上の画像がそのからし屋さんのアインベッカー・ゼンフミューレです。
さて、旧市庁舎前のマルクト広場にあるレストランでビールの飲み比べをした時に小腹も空いていたので、ちょっとした物も食べようと思い、メニューに見つけたのが、何とマスタード(からし)のスープ(Senfsuppe)でした。ドイツと関わりかれこれ30年近くになりますが、マスタードのスープは初耳。怖いもの見たさで注文してみました。
上の画像がマスタードのスープ。うっすらとした黄色がからしなのだと分かりますね。
後でインターネットでレシピを検索したところ、アインベックのからしを白ワインや生クリームで伸ばして作ったスープです。
このマスタードスープが美味しいのかというと、「う〜ん……」。初めて体験する刺激的な味というのが率直な感想でした。だからと言って、決してまずくはありません。ライ麦のパンで最後の一滴まで拭って完食し他のですから。からしの辛味よりも酸味がまずドカンときます。
興味のある方は、一度アインベックでお試しください。マスタードスープは5.20ユーロ。
そして、アインベックのからしをお土産に買って帰りました。お店でいろいろなカラシを試食させてもらい、買ったのがヘンリース・エヒター(Henrys Echter)という一番辛いからしです(とは言え、日本の和がらしと比べてドイツやヨーロッパのからしはそれほど辛くはありませんが……)。他には、ボックビールのカラシといった変わり種のからしもあります。
アインベックのマスタードスープを作ってみたいという方は、レシピはこちら(ドイツ語)です。