ドイツのど真ん中!

ドイツのど真ん中、ゲッティンゲンやアイヒスフェルトを紹介しています。

ドレスデンのシュトレン 2019

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このところ頂き物が続いていますが、今回も頂き物です。

ドイツのクリスマスのスイーツといえば、シュトレン(Stollen)ですね。昨年2018年は、クリスマスマーケットを訪れたドイツから直接日本に持ち帰ることができましたが、今年2019年は腰痛に襲われてしまい、冬にドイツを旅することができませんでした。

そこで、今年は11月に来日したドイツ人の知人にリクエストして、シュトレンを持ってきてもらいました。本場ドレスデンエミール・ライマン(Emil Reimann)のシュトレンです(と言っても、ドイツ国内どこでも買うことができます)。

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ドイツから持ってきてもらったシュトレンを開封しました。1kgサイズはさすがに大きくて重たいです。全体に粉砂糖が雪をかぶったように振りかけてあります。

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シュトレンの半分を身内におすそ分けして、今日もおやつにコーヒーと共にいただきました。やはり、ドイツ、ドレスデンのシュトレンはどっしりと中身が詰まっていて、しっとりとしながら濃厚で美味しいです。甘さもちょうど良い甘さです。

この時期、日本のケーキ屋さんやパン屋さんもシュトレンを焼いて販売していますが、やっぱりドイツのシュトレンには敵わないと思います。そして、シュトレンはシュトーレンではありませんよ。

ヘレーネ・フィッシャー・ショー

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先日、ビジネス向けのドイツ語の翻訳をやっている関係で非売品の ヘレーネ・フィッシャーのCDをいただきました。以前にも紹介しましたが、ヘレーネ・フィッシャー(Helene Fischer)は今ドイツで最も人気のある女性シンガーではないでしょうか。

いただいた非売品のCDは、2011年から毎年クリスマスの夜にドイツの公共放送ZDFで放送される彼女の冠が付いた"DIE HELENE FISCHER SHOW(ディー・ヘレーネ・フィッシャー・ショー)" にゲストに招いた歌手やバンドと共に歌った曲を収録したもの。2014年に亡くなったウド・ユルゲンス (Udo Jürgens)とのデュエットも収録されているのは、大変貴重です。

CDの売れる時代であれば、ヘレーネ・フィッシャーは日本にも紹介されてしかるべき実力も人気もあるシンガーです。しかし、ネット配信が全盛の今はYouTubeに彼女のオフィシャル動画がアップされており、ありがたいことに無料で楽しめますね。

現在日本では大人数のアイドルグループが主流です。アリーナやスタジアムを単独で満員にできる歌手・シンガーはそういないのではないでしょう。

ヘレーネ・フィッシャーは美しくセクシーで、とにかくパワフルです。

今年の「ディー・ヘレーネ・フィッシャー・ショー」は12月25日の20時15分から23時15分までドイツのZDFで放送されます。冬休みやクリスマスマーケットでドイツを旅行されている方はぜひテレビでご覧になってはいかがでしょうか。クリスマスのドイツはどこも閉まっているので、テレビでヘレーネ・フィッシャーの歌をぜひお楽しみください。

アイヒスフェルト 丘の風景 2019初夏

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ドイツのど真ん中、アイヒスフェルト(Eichfeld)という地域は緩やかに丘が広がります。風力発電の風車とくねる坂道をメルセデスの赤いクーペがさっそうと駆け下っていくのが、いかにもドイツ的でした。

坂道の先には東ドイツテューリンゲン州ディンゲルシュテット(Dingelstädt)という町が見えます。

今年2019年6月に撮影しました。

ニュルンベルクのレープクーヘン

ビジネス向けのドイツ語の翻訳をやっている関係でドイツのお菓子などをいただくことがあります。

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しばらく前にニュルンベルクのお菓子レープクーヘン(Lebkuchen)をいだだきました。ご覧のような立派な装飾の缶入りのレープクーヘン。缶の前と後ろ、蓋にはニュルンベルクの丘に立つ城カイザーブルク(Kaiserburg)の絵が描かれていて、高級感が漂います。

ニュルンベルクのレープクーヘンといえば、シュミット(Lebkuchen SCHMIDT)が有名で、ドイツおど真ん中のゲッティンゲンにも冬季限定で目抜き通りのヴェーエンダー通り(Weender Straße)に店を出しますが、今回いただいたのは、へーバーライン・メッツガー(Haeberlein-Metzger)というメーカーのレープクーヘンでした。

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先日、紅茶を入れて、おやつにレープクーヘンをいただきました。缶には、チョコレートでコーテイングされた物と砂糖衣がけが入っていました。シュミットのものよりもふわっとさっくりとした食感のレープクーヘンのように感じました。レープクーヘンは私の好物なので、バクバクと完食してしまいました。

ニュルンベルクは人口50万を超える大都市なので、レープクーヘンはシュミット以外にもメーカーがあることを知りました。

クリスマスマーケットで知られるニュルンベルクを訪れている方はお土産にいかがでしょうか。

アイヒスフェルトの麦畑 2019

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 今年2019年の6月中旬、ドイツのど真ん中あたりの田舎道をレンタカーで走っていると、不意に広大な麦畑が広がりました。なだらかに盛り上がる丘一面に黄金色に輝く麦畑。麦秋には少し早い時期だったのですが、豊かに実る麦畑を見ることができたのは、とても幸運でした。

この辺りはアイヒスフェルト(Eichsfeld)と呼ばれる地方で、ゆるやかに丘が続く風景の土地です。冷戦時代には東西両方のドイツにまたがる地域で、アイヒスフェルトも東西に分断されていました。写真を撮影した麦畑は旧東ドイツ側で、テューリンゲン州にあります。

エンドウ豆のスープ(Erbsensuppe)を作ってみた

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 12月に入り、冷え込んできて、鍋物などの温かい食べ物が恋しくなりますね。

今年、2019年のドイツの旅では、スーパーマーケットで乾燥エンドウ豆を買って日本に持ち帰ったので、ドイツのソウルフード、エンドウ豆のスープ(Erbsensuppe)を作ってみました。乾燥のエンドウ豆は500gのパックで1.49ユーロでした。

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エンドウ豆のスープを作るには、エンドウ豆を作る前日の夜から水に浸けておきます。12時間以上浸けておくのがいいのではないでしょうか。上の画像では半分の250gくらいですが、これで7、8皿分くらい作れます。

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水を吸わせたエンドウ豆と玉ねぎ、ニンジン、じゃが芋、ベーコンと一緒にとにかく煮込みます。味付けはブイヨン(またはコンソメ)と塩と胡椒。とにかく煮込みます。前夜から水を吸わせたとしてもエンドウ豆はちょっとやそっとで柔らかくなりません。上の画像では圧力鍋を使っています。

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仕上げにドイツのソーセージを加えたいところですが、国産のプリマの香薫を鍋に投入します。 プリマの香薫は燻製のスモークの香りを楽しめるので、おすすめです。

時間や圧力をかけて煮込むと、エンドウ豆がふやけてうっすらと緑色のスープになります。エンドウ豆の風味と野菜やベーコンからの旨味が一体となります。見た目は良くないのですが、煮くずれやすいじゃが芋を使うといい感じにドロドロな食感になり、それがまた美味しいと思います。寒い季節多めに作って、2日目さらにじゃが芋が煮くずれてドロドロになるのが、これまた美味しいのです。

ソーセージにはドイツのマスタードでいただきました。

昔ドイツ人の友だちが「Jedes Böhnchen gibt ein Tönchen, jede Erbse einen Knall(豆を食べると音が鳴るんだ)」と笑って話していましたが、エンドウ豆を食べるとけっこうおならが出ますので、ご注意を。

アイヒスフェルトの丘と境界の石碑

ドイツのど真ん中にあるアイヒスフェルト(Eichsfeld)という地域はゆるやかな丘が続く風景です。見上げるような高い山はありませんが、広々とした丘の眺めはいかにも大陸的です。

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 昨年のちょうど今頃、グライヒェンシュタイン城という古城を訪ねた後に風力発電の風車と町や村の境界を示す古い石碑とベンチの風景に出会い、レンタカーを止めて写真を撮りました。ここは東ドイツテューリンゲン州ヴァッハシュテット(Wachstedt)という小さな村のはずれ。下り道の道路の先には、ディンゲルシュテット(Dingelstätt)という町が見えます。

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境界の石碑と広々とした丘の景色がとても気に入り、今年初夏の旅でも再び同じ場所を訪れて撮影しました。昨年は冬の重たく暗い雲に覆われていましたが、今年は天気に恵まれ光あふれるアイヒスフェルトの風景を撮ることができました。ゆるやかな丘の斜面には麦が茂っていました。

石碑の脇のベンチは今年新しくなっていましたね。