ドイツのど真ん中!

ドイツのど真ん中、ゲッティンゲンやアイヒスフェルトを紹介しています。

ドイツのダークツーリズム

ひとつの小さなパン(あるドイツ人捕虜の詩)

8月、日本は戦争について考えさせられる時期です。15日の終戦記念日でした。 1945年8月15日に日本はポツダム宣言を受諾し、第2次世界大戦(太平洋戦争)は終結しました。しかし、満州などには8月15日以降も戦い続けた日本兵や戦火に逃げ惑う日本人がいまし…

フリートラント博物館(ドイツ戦争帰還者博物館)

今日は、日本は終戦の日ですが、ドイツのど真ん中の終戦や戦後について書いてみようと思います。 8月は先の大戦を扱ったドラマや映画がテレビで度々放送されます。そこには、大陸や南洋の島などから復員してきた日本兵や満州から引き揚げてきた日本人が描か…

ドゥーダーシュタットでナチスの痕跡を辿る 

ナチスドイツの強制収容所の痕跡を探りました。

ゲッティンゲンでナチスの痕跡を辿る

昨年、2018年の冬のドイツの旅では、モーリンゲン(Moringen)にある強制収容所記念施設を訪れました。 モーリンゲンにかつてあったナチスドイツ時代の強制収容所は、ホロコーストの犠牲となったユダヤ人を収容したものではなく、政治犯やナチスによって不適…

ナチスの強制収容所へ 2

昨年12月、ドイツ冬の旅ではかつてのナチスの強制収容所を訪れてみました。 強制収容所があったのは、ドイツのど真ん中ゲッティンゲンから20kmほど北北西にあるモーリンゲン(Moringen)という小さな町。 KZ-Gedenkstätte Moringen(モーリンゲン強制収容所…

ナチスの強制収容所へ1

かつて私のドイツ人の親友ラインハルトが「このドゥーダーシュタットにだってナチの強制収容所があったんだぞ!」と話してくれたことがあり、ひどく驚かされたことがあります。 ナチスの強制収容所といえば、アウシュヴィッツやダッハウ、ブーヘンヴァルトが…

巨大な戦争記念碑を訪ねる

昨年の11月下旬から12月はじめまでの2週間ドイツのど真ん中を旅しました。 旅の主な目的はクリスマスマーケットを14年ぶりに訪れることでしたが、もう一つの大きなテーマがドイツのど真ん中のダークツーリズムでした。 これまでのこのブログでは、東西ドイ…

もう一つの国境博物館 2

ドイツのヘッセン州北部にあるバート・ゾーデン・アレンドルフ(Bad Sooden-Allendorf)という町の北には、シフラースグルント国境博物館(Grenzmuseum Schifflersgrund)があります。 この辺りにはかつて西ドイツと東ドイツの国境がありました。 博物館の敷…

もう一つの国境博物館 1

このブログはドイツのど真ん中について紹介しています。 現在は“ドイツのど真ん中”であっても、今から30年以上も昔は東西ドイツの辺境地帯、つまりは二つのドイツの国境でした。 それが今から30年前のベルリンの壁崩壊し、やがて東西のドイツは再統一され、…

国境地帯博物館を再訪 4

今年7月に12年ぶりに再訪したアイヒスフェルト国境地帯博物館(Grenzlandmuseum Eichsfeld)は、以前は建物の中にカフェテリアなど飲食できるスペースがありませんでした。 その昔ここは東西ドイツの国境。民家のある村や集落からもはなれており、近くにお…

国境地帯博物館を再訪 3

アイヒスフェルト国境地帯博物館(Grenzlandmuseum Eichsfeld)はベルリンの壁崩前後からドイツの再統一の時期の資料を見学できるだけでなく、当時の東西ドイツの国境に沿って歩くことができます。 画像では、親子が東ドイツ側から西ドイツ側へサイクリング…

国境地帯博物館を再訪 2

アイヒスフェルト国境地帯博物館のメインの建物を出て、野外や別棟にある歴史的な資料を見学することができます。 ドイツが再統一される前の、トラバント、ヴァルトブルクといった旧東ドイツ製の自動車が展示されています。画像では見切れていますが、西ドイ…

国境地帯博物館を再訪 1

この7月にドイツのど真ん中を訪れ、12年ぶりにアイヒスフェルト国境地帯博物館(Grenzlandmuseum Eichsfeld)を再訪しました。 昨年2月にもドイツを旅しましたが、この時は最寄りのドゥーダーシュタット(Duderstadt)に1泊するのみで、国境地帯博物館まで足…

アイヒスフェルト国境地帯博物館 1

アイヒスフェルト 1945年から1989/90まで分かたれ、 しかし決して離れたことはない ドイツのど真ん中にあるアイヒスフェルト(Eichsfeld)という地域はかつての東西ドイツの国境で分断された地域でした。ドイツのど真ん中がかつては東西ドイツのそれぞれの端…